「FXを始めてみたいけど、いきなり何万円もリスクにさらすのは怖い」。この気持ちはごく自然です。
実は、FXは約6円から取引を始められます。1ドル=155円のとき、1通貨(1ドル)をレバレッジ25倍で取引するなら、必要な証拠金はたった6.2円。「FXは大金がないとできない」というイメージは、もう過去のものです。
ただし、少額で始められるFX会社は限られています。多くの会社は最小取引単位が1,000通貨(約6,200円〜)や10,000通貨(約62,000円〜)。1通貨から取引できる会社は国内でわずか2社しかありません。
この記事では、少額FXに最適な口座を取引単位別に紹介し、少額だからこそ意識すべきポイントも解説します。
取引単位と必要資金の早見表
まず「いくらから始められるのか」を把握しましょう。米ドル/円=155円、レバレッジ25倍の場合の必要証拠金は以下のとおりです。
| 取引単位 | 必要証拠金の目安 | 1円動いたときの損益 | 対応する主なFX会社 |
|---|---|---|---|
| 1通貨 | 約6円 | ±1円 | SBI FXトレード、松井証券FX |
| 100通貨 | 約620円 | ±100円 | SMBC日興証券(日興FX) |
| 1,000通貨 | 約6,200円 | ±1,000円 | GMOクリック証券、みんなのFX、外為どっとコム 等 |
| 10,000通貨 | 約62,000円 | ±10,000円 | DMM FX 等 |
※必要証拠金はあくまで最低限の金額です。実際はロスカットを避けるために余裕を持った入金が必要です。
ポイントは「1円動いたときの損益」の列です。1通貨なら±1円、1,000通貨なら±1,000円。同じ値動きでも、取引単位が違えば損益額はまったく変わります。少額取引の最大のメリットは、この「ダメージの小ささ」にあるのです。
少額FXにおすすめの口座3選
① SBI FXトレード|1通貨×業界最狭スプレッド
1通貨から取引できるFX会社の中で、コスト面で最も優れているのがSBI FXトレードです。米ドル/円のスプレッドは0.18銭(1〜100万通貨の基準値)と業界最狭水準。ユーロ/円も0.38銭と、少額であっても取引コストを最小限に抑えられます。
取扱通貨ペアは34種類と豊富で、主要通貨ペアだけでなく新興国通貨にも対応。オリコン顧客満足度調査「FX取引 初心者」部門では7年連続1位を獲得しており、初めてのFX口座として安心感があります。
こんな人に向いている: コスト重視で、まずは数百円〜数千円の資金でリアルトレードを体験したい方。
② 松井証券FX|1通貨×レバレッジ選択制
松井証券FXも1通貨から取引可能。最大の特徴はレバレッジを1倍・5倍・10倍・25倍の4段階から自分で選べる点です。これは国内FX会社では松井証券だけの機能です。
「レバレッジ25倍は怖い」という初心者は、まずレバレッジ1倍や5倍から始められます。慣れてきたらアプリの設定画面からいつでも変更可能。取扱通貨ペアは32種類、リピート型の自動売買にも対応しています。サポート窓口はHDI-Japan格付け「三つ星」を15年連続で獲得しており、困ったときに頼れる体制も整っています。
こんな人に向いている: レバレッジのリスクが心配で、自分のペースで段階的にステップアップしたい方。
③ GMOクリック証券|1,000通貨×総合力No.1
「1通貨だと利益も少なすぎて物足りない」「ある程度の資金(1万円程度)は用意できる」という方には、1,000通貨対応のGMOクリック証券がおすすめです。
スプレッド・スワップ・ツール・情報量、どの項目でもバランスよく高水準。スマホアプリの完成度は業界トップクラスで、口座開設なしでデモトレードが使えるため、操作感を事前に確かめられます。少額スタートの段階を卒業したあとも、メイン口座としてずっと使い続けられる総合力が魅力です。
こんな人に向いている: 1万円前後の資金があり、長く使えるメイン口座を最初から選びたい方。
少額取引で「やってはいけない」3つのこと
少額で始められるのは大きなメリットですが、少額だからこそ陥りやすい落とし穴があります。
① 「どうせ数円だから」と雑にトレードする。 これが最も危険なパターンです。少額取引の目的は「将来、金額を増やしたときに通用するスキルを身につけること」。損切りを置かない、根拠なくエントリーするといった雑な取引は、そのまま悪い癖として定着してしまいます。1通貨のトレードでも、10万通貨のトレードと同じルールで取引する意識が大切です。
② 少額のまま漫然と続ける。 少額取引はあくまで「練習期間」です。3ヶ月、半年と経験を積んだら、100通貨→1,000通貨と段階的に取引量を増やしていきましょう。いつまでも1通貨で取引していても、実戦的な資金管理のスキルは身につきません。
③ レバレッジを最大にして「一発勝負」する。 少額だからこそレバレッジを最大にして大きく稼ごうとする人がいますが、これはギャンブルです。少額×高レバレッジだと、わずかな逆行であっという間にロスカットされます。最初はレバレッジ5〜10倍程度に抑えて、値動きの感覚を掴むことを優先しましょう。
おすすめの始め方ステップ
少額FXを最大限に活かすための具体的なステップを紹介します。
ステップ1: まず当サイトのデモトレードで、注文の出し方やチャートの見方など基本操作を練習する。
ステップ2: SBI FXトレードか松井証券FXで口座を開設し、1,000円〜5,000円を入金。1通貨〜10通貨で米ドル/円のリアルトレードを始める。
ステップ3: 毎回のトレードで「なぜエントリーしたか」「損切り・利確の根拠は何か」を記録する。これが将来の財産になる。
ステップ4: 1〜3ヶ月で安定して利益が出せるようになったら、100通貨→1,000通貨とステップアップ。
大切なのは、少額の段階で「正しいトレード習慣」を身につけること。金額は後からいくらでも増やせますが、悪い癖を直すのは大変です。
よくある質問(FAQ)
Q. 少額FXで実際にいくら稼げる?
1通貨の取引では、1円の値動きで±1円の損益です。正直に言って、1通貨で大きく稼ぐことはできません。ただし、少額取引の目的は「稼ぐこと」ではなく「スキルを身につけること」です。ここで培った判断力やルールを、将来1,000通貨・10,000通貨に活かすのが正しい使い方です。
Q. デモトレードと少額リアルトレード、どちらがいい?
両方にメリットがあります。デモは完全ノーリスクで操作を覚えるのに最適。一方、少額リアルトレードは実際のお金がかかっているため、デモでは得られない「緊張感」や「感情のコントロール」を学べます。おすすめは、デモで基本操作を覚えてから少額リアルに移行する流れです。
Q. 1通貨取引にデメリットはある?
利益が極めて小さいため、モチベーション維持が難しい点が挙げられます。また、少額だからと適当にトレードする癖がつくリスクもあります。「少額でも本番と同じ真剣さで取引する」ことを意識すれば、デメリットは最小限に抑えられます。
Q. 最初の入金額はいくらがおすすめ?
SMBC日興証券の公式サイトでも推奨されているとおり、5万円程度を入金して100〜1,000通貨で取引するのがバランスのよいスタートラインです。ただし「まずは練習」と割り切るなら、1,000〜5,000円の入金で1〜10通貨から始めても問題ありません。無理のない金額で始めることが最も重要です。
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※本記事は2026年1月時点の情報に基づいています。スプレッド・取引単位等は各社の仕様変更により変わる場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。 ※FX取引にはリスクが伴います。レバレッジ取引では、預けた証拠金以上の損失が生じる可能性があります。