2026年2月のある日、ドル円の日中値幅はわずか35pips。一方、同じ日のポンド円は120pipsも動いていた。
この差を事前に見抜けるのが通貨強弱(カレンシーストレングス / Currency Strength)だ。
通貨強弱を見ているトレーダーは、朝の時点で「今日はポンドが強く、円が弱い」と判断し、ポンド円の買いで120pipsの波に乗る。見ていないトレーダーは、35pipsしか動かないドル円を1日中睨み続ける。
FXで勝つために必要なのは「上か下か」の予想力ではない。「今日、何をトレードするか」の選択力だ。通貨強弱は、その選択力を飛躍的に高めてくれる。
本記事では、通貨強弱の基本的な見方から、無料で使えるツール、MT4のcm_strengthインジケーター導入方法、そして実際のエントリーから決済までの手法を、すべて具体的に解説する。
通貨強弱(カレンシーストレングス)とは何か
通貨強弱とは、個々の通貨が単体でどれだけ買われている(強い)か、売られている(弱い)かを数値やグラフで可視化したもの。英語では「Currency Strength(カレンシーストレングス)」と呼ばれ、「通貨の力関係」「通貨メーター」などとも表現される。
FXは常に「2つの通貨の交換」で成り立つ。ドル円(USD/JPY)なら、ドルと円の力比べだ。ドルが強く円が弱ければドル円は上昇し、逆ならば下落する。
通常のチャートでは、この「通貨ペアとしての結果」しか見えない。しかし通貨強弱チャート(カレンシーストレングスチャート)を使えば、その結果を生み出している原因——つまり、どちらの通貨がどれだけ動いているか——が分かる。
通貨強弱で分かる3つのこと
1. 今、市場で最も注目されている通貨はどれか
8つの主要通貨(USD・EUR・JPY・GBP・AUD・NZD・CAD・CHF)の中で、どれが最も買われ、どれが最も売られているかが一目で分かる。これにより、その日の「主役通貨」を特定できる。
2. トレンドの「本物度」を測れる
ドル円が上昇しているとき、それがドルの独歩高なのか、円の独歩安なのか、あるいは両方なのかで、トレンドの信頼度が変わる。ドルが全通貨に対して強い「ドル独歩高」なら、そのトレンドは本物である可能性が高い。
3. 最も効率の良い通貨ペアを選べる
最強通貨と最弱通貨を組み合わせた通貨ペアが、最も大きな値動きを見せる。「強い通貨を買い、弱い通貨を売る」——これが通貨強弱トレードの核心だ。
通貨強弱の計算の仕組み
通貨強弱の計算方法を知っておくと、ツールの数値をより深く読み取れるようになる。
基本的な考え方はシンプルだ。ある通貨の強弱は、その通貨を含むすべての通貨ペアの変化率を平均することで求められる。
たとえば米ドルの強弱を求める場合、USD/JPY、EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD、NZD/USD、USD/CAD、USD/CHFの7つの通貨ペアにおけるドルの変化率を平均する。起点は「ニューヨーク市場クローズ(日本時間7:00)」が一般的だ。
計算式のイメージ:
USDの強弱 = (USD/JPYの変化率 + USD/EURの変化率 + USD/GBPの変化率 + ... ) ÷ 7
※EUR/USDのように米ドルが右側(決済通貨)にある場合は、変化率の符号を反転して計算する。
たとえば、ある日のNY市場クローズからの変化率が以下だったとする:
- USD/JPY:+0.5%(ドル上昇)
- EUR/USD:-0.3%(ドル上昇 → 反転して+0.3%)
- GBP/USD:-0.4%(ドル上昇 → 反転して+0.4%)
- AUD/USD:-0.2%(ドル上昇 → 反転して+0.2%)
- (他の通貨ペアも同様に計算)
すべての変化率がプラス方向なら、ドルは「全通貨に対して買われている=独歩高」と判断できる。逆に、ドルは対円では上昇しているが対ユーロでは下落している、といったバラつきがある場合は「ドル高」ではなく「円安」が主因であると分かる。
このように、通貨強弱を見れば値動きの原因が「買われている通貨」にあるのか「売られている通貨」にあるのかを判別できる。これは通常のチャートだけでは絶対に分からない情報だ。
通貨強弱チャートの見方|3つのポイント
通貨強弱チャートは折れ線グラフで表示されることが多い。上に位置する通貨ほど強く、下に位置する通貨ほど弱い。以下の3つのポイントを押さえれば、チャートから実用的な情報を読み取れる。
ポイント①:最上位と最下位の「差」に注目する
グラフの一番上にある通貨と一番下にある通貨の差が大きいほど、その2通貨の組み合わせでトレンドが発生している可能性が高い。
逆に、すべての通貨がゼロライン付近で団子状態なら、明確なトレンドは出ていない。その場合はトレードを見送るか、レンジ戦略に切り替える判断材料になる。
ポイント②:ラインの「傾き」でモメンタムを読む
折れ線の傾きは、通貨の勢い(モメンタム)を表す。急角度で上昇している通貨は買いの勢いが加速中であり、横ばいに転じた通貨は勢いが衰えつつある。
特に注目すべきは傾きの変化点だ。それまで急上昇していた通貨のラインが横ばいに変わったら、トレンド転換の初期シグナルとなる。
ポイント③:ラインの「交差」がトレンド転換サイン
2つの通貨のラインが交差する(クロスする)タイミングは、その通貨ペアのトレンド転換を示唆する。
たとえばUSDのラインがJPYのラインを上から下に交差すれば、ドル円が上昇トレンドから下降トレンドに転じる可能性がある。ただし、交差後に再びラインが開き始めるかどうかの「確認」を待ってからエントリーすることで、ダマシを減らせる。
無料で使える通貨強弱ツール5選
通貨強弱を確認できるツールは数多くあるが、ここでは登録不要・無料・日本語対応を基準に実用性の高いツールを5つ厳選した。トレード環境に合わせて選んでほしい。
| あなたのスタイル | おすすめツール |
|---|---|
| まず試してみたい初心者 | ① currency-strength.com |
| 市場時間帯別に分析したい | ② FX-labo |
| スマホでサクッと確認したい | ③ みんなのFX |
| TradingViewユーザー | ④ Currency Strength Chart |
| MT4ユーザー | ⑤ OANDA インジケーター |
① currency-strength.com(ブラウザ型)
最もシンプルに使えるWebツール。登録不要でブラウザからアクセスするだけで主要8通貨の強弱チャートが表示される。日本語対応で、時間軸は「今日」と「昨日」の切り替えが可能。
通貨強弱を初めて見る人には、まずこのサイトをブックマークすることをおすすめする。
② FX-labo(ブラウザ型・高機能)
currency-strength.comの上位互換的ツール。最大の特徴は時間軸の自由度で、3分(リアルタイム更新)から1年まで細かく切り替えられる。
さらに、東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場の開始時刻を起点として強弱を表示する機能があり、市場ごとの通貨の流れを把握するのに非常に便利だ。経済指標イベントの表示機能もあり、通貨の急変動の原因を視覚的に確認できる。
③ みんなのFX 通貨強弱(スマホアプリ・PC)
トレイダーズ証券「みんなのFX」の口座を持っていれば利用可能。スマホアプリとPC取引ツールの両方に対応しており、通貨強弱チャートと通貨ペアランキングの2つの機能を搭載。
通貨ペアランキングは、強弱差から「今もっとも動いている通貨ペア」を自動で順位付けしてくれるため、通貨ペア選びの効率が格段に上がる。
④ TradingView「Currency Strength Chart」(チャート内蔵型)
TradingViewのコミュニティスクリプトから無料で利用可能なインジケーター。チャート画面の上部メニュー「インジケーター」→ 検索窓に「Currency Strength Chart」と入力し、boitoki氏作成のインジケーターを選択する。
チャートの時間軸に連動して通貨強弱も変化するため、マルチタイムフレーム分析との相性が非常に良い。TradingViewユーザーなら必携のインジケーターだ。
設定手順:
- TradingViewでチャートを開く
- 上部メニュー「インジケーター」をクリック
- 検索窓に「Currency Strength Chart」と入力
- 「コミュニティスクリプト」タブからboitoki氏のインジケーターを選択
- チャート下部にサブウィンドウとして通貨強弱が表示される
※無料プランでも利用可能。ただし表示に数秒かかる場合がある。
⑤ OANDA 通貨の強弱チャート(Webブラウザ・MT4インジケーター)
OANDA証券が提供する通貨強弱チャート。Webサイト上での閲覧に加え、MT4用カスタムインジケーターとしてもダウンロード可能。
MT4ユーザーにとっては、取引プラットフォーム内で直接通貨強弱を確認できる点が最大のメリット。始点時刻のカスタマイズ、移動平均化による平滑化、表示通貨の選択など設定の自由度が高い。
さらにOANDAでは実効為替レートも公開しており、貿易収支などを加味したより本質的な通貨の強弱も確認できる。
MT4で通貨強弱インジケーター(cm_strength)を使う方法
MT4には通貨強弱インジケーターが標準搭載されていないため、外部からダウンロードして導入する必要がある。代表的なインジケーターと導入手順を解説する。MT4の通貨強弱インジケーターは「cm_strength」「CCFp」などの名前で検索されることが多い。
おすすめインジケーター3選
| インジケーター名 | 特徴 | 表示形式 |
|---|---|---|
| CCFp | 最もオーソドックス。折れ線グラフで推移表示。初心者向き | 折れ線グラフ |
| currency-meter-indicator | 強弱ランキング付き。トレード対象を即座に特定できる | ランキング+グラフ |
| CM_Strength(cm_strength) | 数値と矢印でコンパクト表示。チャートを圧迫しない。「cm_strength mt4」で検索すると入手可能 | 数値+矢印 |
特にCM_Strength(cm_strength)は、チャート上に各通貨の強弱を数値と矢印でコンパクトに表示するため、メインチャートの視認性を損なわずに通貨強弱を確認できる。MT4の通貨強弱インジケーターの中でも人気が高く、「cm_strength」で検索するとダウンロード先が見つかる。
MT4への導入手順(共通)
- インジケーターファイル(.mq4 または .ex4)をダウンロード
- MT4を開き、メニューバー「ファイル」→「データフォルダを開く」
- 「MQL4」フォルダ内の「Indicators」フォルダにファイルをコピー
- MT4を再起動(またはナビゲーター内で右クリック→「更新」)
- ナビゲーターに表示されたインジケーター名をチャートにドラッグ&ドロップ
なお、FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)ではFXTF – Symbol Kyojakuというオリジナル通貨強弱インジケーターをMT4で提供している。FXTFの口座があれば追加導入なしで利用可能だ。
MT4の基本操作やブローカー比較については「MT4(メタトレーダー4)完全ガイド|国内7社を徹底比較」で詳しく解説している。
通貨強弱を使った3つの実践トレード手法
通貨強弱の見方とツールを把握したら、実際のトレードに活かしていく。ここでは3つの手法を「いつ・何を見て・どうエントリーし・どこで決済するか」まで具体的に解説する。
手法①:最強×最弱ペア選定+トレンドフォロー
最もシンプルかつ効果的な手法。通貨強弱で「今日の主役」を見つけ、トレンドに乗る。この手法は毎朝5分のルーティンとして習慣化できる。
ステップ:
- 通貨強弱チャートを開く(FX-laboまたはTradingViewの1時間足推奨)
- 最も強い通貨と最も弱い通貨を特定する(差が大きいほど良い)
- その2通貨の通貨ペアチャートを開く(例:USDが最強・JPYが最弱ならドル円)
- チャートでトレンド方向を確認する(上昇トレンドなら買い目線)
- 押し目(または戻り)を待ってエントリー(移動平均線やサポートラインを活用)
- 通貨強弱のラインが収束し始めたら決済(差が縮小 = トレンドの勢い低下)
決済の目安: 通貨強弱チャートで2つのラインの差が最大値の半分程度に縮まったとき、またはラインがクロスしたとき。
損切りの目安: エントリー時の直近安値(買いの場合)または直近高値(売りの場合)の少し外側。
手法②:市場オープン直後の一方向トレード
東京・ロンドン・ニューヨークの各市場がオープンする直後は、新たな資金流入により通貨強弱が一方向に動きやすい。この性質を利用する手法。
ステップ:
- 市場オープン前に通貨強弱をリセット(FX-laboの市場別起点設定を使用)
- オープン後30分待つ(この間に各通貨の方向性が見える)
- 30分後の通貨強弱で最強・最弱を確認(明確に差が出ているかチェック)
- 最強通貨を買い、最弱通貨を売るペアでエントリー
- 次の市場オープンの1時間前に決済(例:ロンドンオープン手法なら20:00頃)
| 市場 | オープン(日本時間) | 確認タイミング | 決済目安 |
|---|---|---|---|
| 東京 | 9:00 | 9:30 | 14:00 |
| ロンドン | 17:00(夏16:00) | 17:30 | 20:00 |
| ニューヨーク | 22:30(夏21:30) | 23:00 | 翌1:00 |
この手法のポイントは「30分待つ」こと。オープン直後はスプレッドが広がったりダマシが発生しやすいため、方向性が固まるのを待ってからエントリーする。
手法③:マルチタイムフレーム×通貨強弱
上位足(4時間足・日足)の通貨強弱で相場の方向性を確認し、下位足(15分足・5分足)でエントリータイミングを取る手法。最も精度が高いが、その分チェック項目も多い。
ステップ:
- 日足の通貨強弱で方向性を決定する(USDが強い+JPYが弱い → ドル円買い目線)
- 4時間足の通貨強弱で勢いを確認する(下表の判定フローに従う)
- 15分足のチャートで押し目・戻りを探す(移動平均線、サポレジを使用)
- 5分足の通貨強弱で「再加速」を確認してエントリー(ラインが再び拡大し始めたタイミング)
- 5分足の通貨強弱ラインがクロスしたら決済
Go / See 判定フロー:
| 日足の方向 | 4時間足の方向 | 判定 | アクション |
|---|---|---|---|
| USD強・JPY弱 | USD強・JPY弱 | Go | 15分足で押し目買いを探す |
| USD強・JPY弱 | 拮抗(団子状態) | See | 4時間足で方向性が出るまで待つ |
| USD強・JPY弱 | USD弱・JPY強 | See | トレンド転換の可能性。様子見 |
この手法で重要なのは、上位足と下位足の方向が一致しているときだけトレードするというルール。上位足がドル買い方向なのに、下位足が一時的にドル売りに振れている局面は「押し目」と判断し、再びドル買い方向に転じた瞬間がエントリーポイントとなる。
通貨強弱の注意点と落とし穴
通貨強弱は非常に有効なツールだが、万能ではない。以下の注意点を知っておくことで、無駄な損失を避けられる。
経済指標発表時は通貨強弱が急変する
雇用統計、FOMC、各国の政策金利発表などの直後は、通貨強弱が一瞬で反転することがある。これらのイベント前後はエントリーを見送るか、ポジションを持っている場合は利確を検討すべきだ。経済指標と通貨の関係について詳しくは「FXファンダメンタルズ分析|経済指標の読み方」を参照してほしい。なお、急変動後の反発を狙う手法については「リバ取り(リバウンドトレード)完全ガイド」で解説している。
ラインが団子状態のときはトレード禁止
すべての通貨のラインがゼロライン付近で重なっている状態は「レンジ相場」を意味する。この状態で通貨強弱に基づいたトレンドフォローを仕掛けると、往復ビンタになりやすい。明確に差が出るまで待つ。
通貨強弱「だけ」でトレードしない
通貨強弱は通貨ペア選定と方向性の判断に優れるが、具体的なエントリーポイントと損切り位置を教えてくれるわけではない。必ずチャート分析(サポレジ、トレンドライン、移動平均線など)と組み合わせて使う。
サポレジの実践的な引き方は「ラウンドナンバー(キリ番)トレード手法」も参考にしてほしい。
初心者がやりがちな3つのミス
ミス①:最強通貨を買うだけで、最弱通貨を確認しない
USDが最強だからドル円を買う、は不十分。JPYが中間に位置しているなら、JPYよりさらに弱い通貨(例:NZD)を売った方が値幅が出る。常に「最強 vs 最弱」のペアを意識する。
ミス②:通貨強弱が逆転し始めているのにポジションを持ち続ける
エントリー時にUSDが最強だったとしても、時間が経つにつれラインが下向きに変わることがある。「ラインの傾きが変わったら決済を検討」というルールを事前に決めておく。
ミス③:すべての時間足で同じ感覚で見てしまう
1分足の通貨強弱と日足の通貨強弱ではノイズの量がまったく違う。短い時間足ほどダマシが多い。上位足で方向を確認 → 下位足でタイミングを取る、というマルチタイムフレームの考え方が重要。
通貨強弱を動かすファンダメンタルズ要因
チャート上の通貨強弱の裏には、必ずファンダメンタルズの要因がある。主要な4つの要因を把握しておけば、強弱の「なぜ」が理解でき、持続性の判断に役立つ。
① 政策金利の方向性
金利が上がる(利上げ)見通しの通貨は買われ、金利が下がる(利下げ)見通しの通貨は売られる。通貨強弱が中長期で一方向に動いている場合、その背景には金利差の拡大があることが多い。
② 経済指標の結果
GDP成長率、雇用統計、消費者物価指数(CPI)などの経済指標が予想より良ければ通貨は強くなり、悪ければ弱くなる。指標発表後の通貨強弱の急変は、この要因によるもの。
③ リスクオン・リスクオフ
市場がリスクを取りたい(リスクオン)ムードのとき、高金利通貨(AUD・NZD)が強くなり、安全通貨(JPY・CHF)が弱くなる傾向がある。逆にリスク回避(リスクオフ)ムードでは、安全通貨が強くなる。
④ 地政学リスクと要人発言
戦争、政変、中央銀行総裁の発言などは、特定の通貨を急激に動かす。通貨強弱チャートで「1つの通貨だけ急変している」パターンは、このケースが多い。
【参考】2026年の通貨強弱を動かす注目テーマ
2026年の為替市場では、各国中央銀行の金融政策の方向性の違い(金融政策の発散)が通貨強弱に大きな影響を与えている。通貨強弱チャートを見る際は、こうしたマクロ環境を頭に入れておくと、ラインの動きの「理由」が理解しやすくなる。
FAQ:通貨強弱に関するよくある質問
Q. 通貨強弱はスキャルピングでも使えますか?
使える。ただし1分足や5分足の通貨強弱はノイズが多いため、上位足(15分以上)で方向性を確認した上で、短期足のチャートでエントリーするスタイルが実用的だ。
Q. 通貨強弱チャートはどの時間帯に見るのが効果的ですか?
各市場のオープン直後が最も有効。特にロンドンオープン(日本時間17:00前後)は、欧州勢の資金が一気に流入するため、通貨強弱の方向性が明確に出やすい。
Q. 通貨強弱ツールによって数値が異なるのはなぜですか?
計算に使用するレートの起点時刻、使用する通貨ペアの組み合わせ、平滑化の有無などが異なるため。数値の絶対値ではなく、相対的な順位と傾きに注目すれば、どのツールでも同じ判断が可能だ。
Q. ゴールド(XAU/USD)のトレードにも通貨強弱は使えますか?
使える。ゴールドは実質的に「反ドル資産」であるため、USDの強弱と逆相関の動きをすることが多い。通貨強弱でUSDが最弱を示しているとき、ゴールドの買いは有効な戦略となる。
Q. 通貨強弱とテクニカル指標のどちらを優先すべきですか?
通貨強弱で「何をトレードするか」を決め、テクニカル指標で「いつトレードするか」を決める。この順番が基本だ。通貨強弱 → チャート確認 → テクニカルでエントリーという3段階のフローを推奨する。
Q. MT4の通貨強弱インジケーター(cm_strength等)は無料ですか?
CCFpやCM_Strength(cm_strength)などの主要な通貨強弱インジケーターは無料で入手可能だ。MT4のデータフォルダ内「Indicators」にファイルを配置するだけで導入できる。また、FXTFやOANDA証券では口座開設者向けにオリジナルの通貨強弱インジケーターを無料提供している。
まとめ:今日からできる3ステップ
通貨強弱(カレンシーストレングス)は、FXの勝率を上げるために最もコストパフォーマンスの高いツールの1つだ。導入に費用はかからず、毎朝5分の確認で通貨ペア選びの精度が劇的に上がる。
ステップ1:ブックマークする → currency-strength.com または FX-labo を今すぐブックマーク
ステップ2:朝のルーティンに組み込む → 毎朝トレード前に通貨強弱チャートを開き、最強通貨と最弱通貨をメモする習慣をつける
ステップ3:1週間記録する → 最強×最弱ペアが本当に大きく動いたかを毎日記録する。1週間で通貨強弱の信頼度が体感できる
「見るだけ」なら今日から始められる。まずはブックマークから。
チャート分析の他の手法も知りたい方は「FXチャート分析入門|全記事一覧」へ。
※FX取引にはリスクが伴います。レバレッジ取引では、預けた証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引を始める前に、リスクについて十分にご理解ください。本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。