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持ち合いを読み解くブレイクアウト手法


FX初心者が敬遠しがちなレンジ相場。
このレンジ相場を取引チャンスに変えるのが「ブレイクアウト手法」というトレード手法です。
レンジ相場を攻略して、損小利大のトレードを狙っちゃいましょう!

ブレイクアウト手法

レンジ相場を読み解くのに役立つのがブレイクアウト手法です。
ブレイクアウト手法は、 レンジ相場から分析できる次の展開とトレンドの初期からのエントリーポイントを予想してトレードする手法です。

ブレイクアウト手法はドル円で成立しやすい手法になります。
ドル円は水平線のレジサポライン(レジスタンスライン・サポートライン)が意識されやすく、ボラティリティも欧州通貨などと比較して落ち着いているため、水平線とトレンドラインを用いてチャートを分析するブレイクアウト手法があてはまりやすいのです。

三角持ち合いのチャートパターン

この手法で狙いたいのは、「三角持ち合いをブレイクする瞬間」です。
トライアングルのチャートパターンが示唆させる値動きと、パターンの形を見ておきましょう。

ディセンディング・トライアングル

ディセンディング・トライアングルとは、ブレイク後に「下降トレンド」が示唆される三角のチャートパターンです。

何度も安値で買われる水平線を下抜けると、持ち合い相場が終了し価格の下落が見込めます。

アセンディング・トライアングル

アセンディング・トライアングルとは、ブレイク後に「上昇トレンド」が示唆される三角のチャートパターンです。

何度も高値で売られる水平線を上抜けると、持ち合い相場が終了し価格の上昇が見込めます。

「ダマシ」に注意!

この手法では、三角持ち合いが見られた=エントリーではありません。

なぜなら、チャートパターンの形が見られても「ダマシ」によってパターンが成立せず、負けトレードとなるからです。

実際の相場では上記の例のようにダマシが発生し、パターンが成立せずに負ける局面も多々あります。
ダマシをいかに回避できるかがブレイクアウト手法を勝ち抜くポイントです。

エントリーポイントの分析

ダマシの可能性をできるだけ低くするブレイクアウト手法のエントリーポイントの分析は、以下の3つに注意するといいでしょう。

● ローソク足の本数

● 水平線からトレンドラインまでの角度

● 「買い手」と「売り手」の逆転

具体的には、三角持ち合いの中から「ローソク足の本数」「値動きの角度」をヒントに「買い手」と「売り手」の逆転を判断します。

例えば、ディセンディング・トライアングル(価格が下がるパターン)の形が見えたら、持ち合いの中で「売り手」が力を持つ展開を読み解きます。

実際のドル円チャートで見ていきましょう。

ブレイクアウト手法の具体例

 

上記はドル円の4時間足チャートです。

エントリーポイントを見分けるには図の様に分割して考えます。

● 水平線からトレンドラインまで「価格が上がる動き」(赤のマーカー)

● トレンドラインから水平線まで「価格が下がる動き」(青のマーカー)

持ち合い相場の中で価格が上がる時・下がる時でどんな変化があるかに分けて分析します。

「価格が上がる動き」から分析出来る事

● 最初は大きな陽線が多い

● 水平線で買われるも高値が更新できない

● 短期上昇の後、陰線が多く見れられる

上記のチャートでも、水平線で買われている場合でも、高値は更新出来ていません。
陽線の割合にも変化が見られ、逆に価格が上昇しながらも陰線が増えて来ています。

「価格が下がる動き」から分析出来る事

● 水平線で下げ止まる

● 陰線の割合が徐々に増えている

● 戻り高値が減った

チャートからは、トレンドラインに触れる度に、高値をしっかり押さえつける値動きが分析できます。
価格を水平線まで押し下げる度に、陰線の割合と下髭が徐々に減っているのがわかるでしょう。

 

では、「価格が上がる動き」「価格が下がる動き」をあわせて分析してみましょう。
両方を見比べてみると、「買われる」より「売られる」側の力が強まっていると判断できます。

そのため、ディセンディング・トライアングルは下抜けすると予想し「売りエントリー」を実行するのがブレイクアウト手法です。

まとめ

ブレイクアウト手法のポイントは

● 三角持ち合いのチャートで「ブレイクアウト」を狙う

● 持ち合いの中の値動きが重要

● 「価格の上下」からブレイクの可能性を分析

という点です。
順張りの手法とは違い、逆張りの手法となるので少し高度になりますが、今回のブレイクアウト手法をマスターすると他の手法でも役立ちます。
攻略すればブレイクする前にエントリーできるのでトレンドの初期からゴッソリ利益を期待できます。

チャートのカスタマイズがしやすくて評価が高いのが、

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ゴールデンウェイ・ジャパン

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などです。
ぜひ、活用してみてくださいね。


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