11月3日に米大統領選挙が控えていますが、そもそも大統領選挙はどの様に為替に関係しているのでしょうか?
米国の大統領選挙について
はじめに米国大統領選挙について解説いたします。
米国の大統領の任期は4年で(最長2期8年)現職のトランプ氏は2020年で4年目になり、2期目の就任を目指しています。
そのトランプ氏の対抗馬が民主党から出馬したバイデン氏です(トランプ氏は共和党です)
米国は2大政党(民主党、共和党)が大きな派閥でこの2党から歴代大統領も全て誕生しています。
必ずこの2党でないといけないという決まりは無いですが第3政党から大統領は当選した事例がない為事実上、民主、共和党のどちらかの候補から選出される事になります。
米国大統領選挙では予備選挙と本選挙というものがあり、はじめに予備選挙で代議員を選出します。
この代議員は立候補する州の18歳以上の党員なら基本的に誰でも立候補でき手続きも比較的簡単です。
しかしながら党から活動費用等は出ない為、全て自腹です。
そして代議員が決まると次は各代議員の中から党の代表を決めます。
この党の代表同士が今回の「トランプ氏」と「バイデン氏」です。
日本の首相選挙とは違い一騎討ち選挙なのが米国大統領選挙の特徴です。
各党の代表が決まるとここから本選挙が始まります。
米国の大統領選挙は選挙人を用いた間接選挙方式を取り入れており、選挙人は州ごとに人数が割り当てられ、全米で538人居り過半数の270人を獲得した方が次期大統領となります。
まず、有権者は「トランプ氏」か「バイデン氏」のどちらかに投票する事になるのですが、実際にはどちらを支持するか表明している選挙人に投票している事になります。
得票数の多かった方がその州の選挙人を総取りする仕組みです。
これにより得票数は上回っていても選挙人の数で負けて落選となったケースも存在します。
このようにして米国大統領は誕生します。
米大統領選挙と為替相場の影響
米国の大統領選挙というと超ビッグイベントなので、もちろん政治・経済・為替にも大きな影響を与えます。
4年前の2016年の大統領選挙の時は大衆の予想はほぼクリントン氏で確実とされていた中トランプ氏が当選し、市場は大波乱でした。
過激な発言から行動が読めないトランプ氏の当選により為替市場はリスクオフ(リスクを警戒)の動きからドル安円高が進み105円辺りから102円辺りまで下落しました。
しかし、この事柄を冷静にみた市場はトランプ氏の公言していた政策は全て米国経済を刺激しドル高を誘発するものと判断し市場は1ヶ月で猛烈なドル買いが走り15円以上上昇しました。
巷ではこれを「トランプラリー」と呼んでいました。
このようなことから大統領選挙が為替相場にもたらす影響は計り知れないものとなります。
今回の大統領選挙は共和党のトランプ氏の新型コロナウィルス感染により民主党のバイデン氏当選が見込まれています。
もしバイデン氏が当選すると公約に掲げている法人税増税や富裕層課税により米国株は下落しドル安を誘発する可能性があります。
ただ、新型コロナウィルスの影響で公約の実施が遅れるとドル高に振れる可能性があります。
一方トランプ氏が当選すると給与減税や法人税の緩和などバイデン氏とは真逆の政策を掲げているのでドル高に振れる可能性があります。
トランプ氏は「アメリカファースト」「強いアメリカ」がモットーなのでここにきて第三勢力のQAnon(キューアノン)も味方に付けどちらが当選しても不思議ではない状況です。
まとめ
この様に米国の大統領選挙は日本の選挙とは全く異なる方法で成り立っています。
また世界基準の通貨は米ドルなので世間の注目度は高いです。
つまり世界中の人々が次期大統領は誰になるのか、その後世の中がどの様に動いていくのかを予想し考えているわけです。
選挙の仕組みを知って、どちらが勝つか予想してみてはいかがでしょう。
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