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値動きと出来高で売買チャンスを知らせるMoney Flow Index(MFI)


マーケットで「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を知らせてくれるテクニカル指標は数多くありますが、値動きだけでなく出来高の要素も含んで表示するインジケーターはそれほど多く無いです。
今回紹介するMoney Flow Indexはそんな数少ないインジケーターの中の一つになります。
今回Money Flow Index(MFI)の解説と使い方を紹介いたします。

Money Flow Index(MFI)とは?

Money Flow Index(以下長いのでMFIと表記します) は、Gene Quong氏とAvrum Soudack氏 により考案されました。
MFIは日本語で言いますと、「資金流入指数」となりマーケットの中で買圧力と売圧力を測るために、価格と出来高の両方使い値を出すボリューム系テクニカル指標です。
RSIと似た特徴を持っていますが、MFIは値幅だけでなく出来高も考慮されています。
出来高を考慮していることによりRSIに比べて天底の信頼性が上がります。

MFIをMT4に表示する方法

メニューバーの「挿入」⇒「インディケータ」⇒「ボリューム」⇒「Money Flow Index」をクリックします。

その後、設定ウインドウが表示されます。

・パラメーターのタブ

変更が可能なのは、
期間:14(オシレーター系に多い数)
スタイル:線種・カラーは任意です

・レベル表示タブ

基準線として、20%と80%に加えて50%ラインも引いておいた方が見やすいです。

MFIの計算式

計算式は下記になります。

MFI = 100 – (100÷(1+(PMF÷NMF)))

PMF =前日比でTPが上昇したN日のMFの合計
NMF =N日間で前日比MFが0もしくはマイナス日のMFの合計 ※マネー レシオ
TP =(高値+安値+終値)÷3 ※平均値
MF =TP×出来高 ※マネーフロー

Nは14日間を使うのが一般的です。

MFIの見方

MFIが20%以下は売られ過ぎのサイン、80%以上は買われ過ぎのサインになります。
コンバージェンス・ダイバージェンスが現れましたら、強い売買サインになります。

※コンバージェンス:価格は下落が続いているが、MFIは上昇を始め、価格とMFI間の収縮現象。
※ダイバージェンス:価格は上昇は続いているが、MFIは下落を始め、価格とMFI間の乖離現象。

MFIの売買ルール

<ロングエントリー>
・MFIが20%ラインを下抜き、反転20%ラインを上抜いた位置でロングエントリー
・MFI が20%ラインまで下げ、そこで反転した場合もロングエントリー
・コンバージェンスが現れた場合

<ショートエントリー>
・MFIが80%ラインを上抜き、反転80%ラインを下抜いた位置でショートエントリー
・MFI が80%ラインまで上げ、そこで反転した場合もショートエントリー
・ダイバージェンスが現れた場合

MFIを検証

上記画像はGBP/JPY日足チャートのサブウインドウにMFIを描画させています。
では、左側①から検証をして行きます。
①はコンバージェンスが出現していますのでロングエントリーをします、1080pipsの取得になります。
②はMFIが80%ラインで反転していますのでショートエントリーをします、600pipsの取得になります。
③はMFIが20%で反転していますのでロングエントリーをします、970pipsの取得になります。
④はMFIが80%ラインで反転していますのでショートエントリーをします、770pipsの取得になります。
⑤はMFIが20%で反転していますのでロングエントリーをします、1100pipsの取得になります。
⑥はダイバージェンスが出現していますのでショートエントリーをします960pipsの取得になります。
⑦はMFIが20%を上抜いていますのでロングエントリーをします、460pipsの取得になります。
⑧はMFIが80%を下抜いていますのでショートエントリーをします、300pipsの取得になります。

MFIとRSIを比較

MFIとRSIは大変似た動きをしますので、同一のサブウインドウに表示させました。
・MFIとRSIのパラメーターは14日間
・基準ラインは80%と20%に引きました。

ラインの変動は似ていますが、MFIの方が変動幅は大きいです。
売買サインに関しましては、RSIは中々80%20%に届いていません。
縦軸を見ますと、MFIとRSIの乖離が激しい部分は価格の変動は緩やかで、MFIとRSIの両方が変動している部分は、値幅が大きく動いています。

まとめ

Money Flow Indexは売り方・買い方の勢いを、出来高を含めて値を出し描画をしてくれます。
今回、MFIの売買方法の解説と検証をし、更にRSIと比較してみました。

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ぜひトレードの参考にしてみてくださいね!
ゴールデンウェイ・ジャパン

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