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年末年始の注意点と近年のフラッシュクラッシュ振り返り


為替相場は年末年始にかけて大きく変動する場合があります。
その理由は年末年始にかけて、為替相場に影響を与えるとされている各国の株式市場や為替市場の休場によるものです。
この年末年始のトレードの注意点を過去のチャートをもとにおさらいしておきましょう!

年末年始の相場の傾向

株式市場はほとんどの場合12月の29日か30日で休場となり翌年の3日、4日頃までお休みです。
この間株式では新規の注文がどんどん貯まっていきます。
また、為替市場も証券会社により異なりますが、年末は通常より早い時間で取引終了となり、年始は1月2日、3日まで休みとなります。
これも株式市場と同様にチャートが動いていない間(証券会社が休みの間)に新規予約注文がどんどん入ります。
その結果年末から貯まってきた新規注文がチャートが動き始める年始に一気に約定されるので大きな「窓」が開く可能性があります。

また、年末年始の休みの間は予約注文が入りますが、基本的に年末にかけてクリスマス辺りから保有中のポジションは解消される傾向にあります。
それは、年末にかけて市場参加者が少なくなるのと年内に損益を確定させておきたい人が多いからです。
この2つの理由はイコールの関係で保有ポジションを決済するから市場参加者が少なくなるということです。
為替取引を行う人は年末年始にかけて市場参加者が少なくなることを理解しているのでボラティリティ(値動き)が小さくなるのを見越して保有ポジションを決済します。
その結果スプレッド(手数料)が高くなることもあります。

フラッシュクラッシュ

さらに、為替相場には「フラッシュクラッシュ」と呼ばれる現象があります。
これは 株価や為替相場が瞬間的に大きく変動することを意味します。
先述した予約ポジションも要因の1つですが、ファンダメンタル的要因もフラッシュクラッシュの原因の1つです。
これらの要因が重なり年始に為替の価格が大きく変動することもあります。

2020年12月〜2021年 1月のドル円

ドル円は2020年の年末辺りから米国の新大統領選挙が行われ、民主党のバイデン氏が当選した結果になったのですが前大統領の共和党のトランプ氏が中々認めずドルの先行き不透明感が残ったまま2021年に突入しました。
新型コロナウィルスのワクチン使用開始の期待感もあり一時、103.300辺りまで上昇しましたが米国経済の先行き不安からドル売りが先行し一時102.700辺りまで下落しました。

2020年~2021年にかけては 0.4円差とそこまで大きな変化はみれませんでした。
しかし、2018年~2019年にかけてのドル円相場は全く異なる相場になりました。

2018年12月〜2019年 1月のドル円

2019年の年始相場は急落する形で始まります。
まず、この間日本市場は休場で市場参加者が少なくボラティリティが低下していました。
そんな中、NYタイムのクローズ直後に米国大手株の「Apple」の業績下方修正の発表がありドル売りの流れができました。
そしてアルゴリズム取引(AI)がリスクオフ(円買い)の流れを加速させ、ストップロスや新規売りを巻き込みさらにドル安円高が加速し、年始の109円半ば~104円辺りまで約5円にも相当する急落となりました。
これは見事なまでに「フラッシュクラッシュ」でした。

まとめ

年末年始は世界中の休みが重なる例外的な週です。
FXは短期的な取引の場合だとそこまで大きくファンダメンタルズ的な要因は関わってきませんが、長期的にポジションを保有するとファンダメンタルズ的な要因は大きく関わってきます。
今回のようなフラッシュクラッシュを筆頭に、年末にかけて作られていたトレンドが年始には真逆のトレンドが形成されたりします。
年跨ぎでポジションを保有する場合はしっかりと損切りを設定しておくようにしましょう。

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