FXをする際に、どこでエントリーをしどこで利確をするかは、初心者もベテランのトレーダーも悩むところでしょう。
更に、FXはトレンドに逆らって勝つことは出来ません。
今回、期間が異なる複数の移動平均線が揃った所でエントリーすると無理なく勝てる「パーフェクトオーダー」を解説いたします。
パーフェクトオーダーとは
トレンドの存在や方向性を知るのに最適で、世界中で一番利用されているテクニカル指標が移動平均線です。
移動平均線のパラメーターの設定で、期間を変えた複数の移動平均線が揃った状態をパーフェクトオーダーと言います。
アップトレンドであれば、ローソク足（価格）の下に「短期」⇒「中期」⇒「長期」の順に移動平均線が並んだ状態です。
そして、この状態で右肩上がりに進行して行くことがアップトレンドの定義になります。
ダウントレンドの場合は、ローソク足の上に「短期」⇒「中期」⇒「長期」の順に移動平均線が並んだ状態になります。
ダウントレンドは、右肩下がりで進行をして行きます。
パーフェクトオーダーでトレンドの発生と方向が分かり、エントリーのタイミングが掴めます。
アップトレンドのパーフェクトオーダー
上記チャート画像はAUD/JPY1時間足に移動平均線を3本描画させています。
画像はアップトレンド時の白枠に囲まれた位置がパーフェクトオーダーで、上からローソク足⇒短期EMA20日（赤色線）⇒中期EMA75日（黄色線）⇒長期EMA200日（紫色線）の順に右肩上がりに並びます。
青色〇位置がロングエントリー位置になります。
進行と共に乖離幅が広がって行き、最高値位置で乖離幅は最大になり、その後3本線は収束していき、トレンドが終焉を迎えます。
短期20日線と中期75日線が交差した位置が、クローズポイントになります。
この場合は140pipsの取得になります。
ダウントレンドのパーフェクトオーダー
上記チャート画像はAUD/JPY1時間足に移動平均線を3本描画させています。
画像はダウントレンド時の白枠に囲まれた位置がパーフェクトオーダーで、下からローソク足⇒短期EMA20日（赤色線）⇒中期EMA75日（黄色線）⇒長期EMA200日（紫色線）の順に右肩下がりに並びます。
赤色〇位置がショートエントリー位置になります。
進行と共に乖離幅が広がって行き、最安値位置で乖離幅は最大になり、その後3本線は収束していき、トレンドが終焉を迎えます。
短期20日線と中期75日線が交差した位置が、クローズポイントになります。
230pipsの取得になります。
パーフェクトオーダーの注意点
パーフェクトオーダーは、ポジションのエントリー・クローズ共に安全性が高いですが、1日中パソコン画面に対峙しているわけにも行きませんので、対応が遅くなります。
インジケーターに任せると私情が入らないため便利に使えます。
また、MACDなどのオシレーター系指標と併用して使用すると早めのエントリーが可能になります。
EMA200日ラインも最後の抵抗帯として使えるので参考にするとよいでしょう。
パーフェクトオーダーを表示するインジケーター
インジケーターを使うとパーフェクトオーダーになったタイミングで矢印とアラート・プッシュ通知・メールで知らせてくれます。
無料ですので、気軽に試してください。
https://www.fxnav.net/mt4navi/mtf_perfectorder_ma/
ダウンロード後は、所定の場所に移動させてください。
MT４でのインジケーターの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。
→FXで役に立つインジケーターMT4を使いこなす！
MAタイムフレームはマルチタイムフレーム対応ですので各時間軸に設定できます。
Currentは現在描画している時間軸のMAを使います。
アラートは音で知らせる・メールで知らせる・プッシュ通知で知らせることが出来ます。
知らせてほしい方法の箇所を変更します。
最大表示本数は描画させる移動平均線をローソク足何本分表示させるかが変更できます。
まとめ
パーフェクトオーダーは期間を変えた複数の移動平均線が揃った状態を言います。
信頼度は高いですが、出現頻度は低く、表れるのも遅いです。
パーフェクトオーダーの出現を、アラートで知らせるインジケーターを利用すると便利です。
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