スイングトレードは、トレンドの継続に合わせてポジションを保有し続けるトレードスタイルです。
ポジションの保有期間は数日ト~数週間に渡りエントリーを続けます。
今回、スイングトレードのメリットとデメリットも含めて、トレードのコツを解説いたします。
スイングトレードとは?
スイングトレードは、FXマーケットにエントリーしたロング或いはショートのポジションを、トレンドが続く数日~数週間程度の間、保有し続けるトレードスタイルのことを言います。
トレードのスタイルとトレード期間を比較すると、
スキャルピング:数秒~数分 1日50回~200回
デイトレード:数時間、日は跨がない 1日2回~5回
スイングトレード:数日~数週間
長期トレード:数ヵ月~数年の期間
のようになります。
スイングトレードで利用する時間軸は1時間足~週足のチャートを使い、分単位のローソク足を使うことは滅多にないです。
トレンドは一定期間継続しますので、スキャルピングやデイトレードと比べますと、トレンドに乗れますと狙う獲得pipsは大きくなります。
スイングトレードのメリットとデメリット
スイングトレードには一長一短ありますので、自分のスタイルとあっているかどうかを見極める必要があります。
以下のメリットとデメリットを把握しておきましょう。
スイングトレードのメリット
- トレンドに合わせてエントリーした後は、トレンドラインから外れるまではポジションを動かさないので忙しい人でもトレード可能
- 保有期間に比例して、獲得益が大きくなる
- 保有期間に合わせてスワップ益も獲得できる
スイングトレードのデメリット
- ポジションの保有期間が長いと、暴騰暴落に巻き込まれるリスクが高まる
- 損切幅を大きく設定すると含み損が大きくなる
- 資金を拘束される時間が長いと資金効率が悪くなる
スイングトレードのエントリー方法
スイングトレードで利益を出すためには、上位時間軸に対する「順張り」をします。
順張りとは、「アップトレンドであればロング」「ダウントレンドであればショート」というように、トレンドに合わせてポジションを持つ方法です。
上記画像はUSD/JPY日足チャートに移動平均線を描画させています。
(移動平均線赤色は12日EMA、移動平均線黄色は26日EMA)
①のトレンド開始日位置で12日と26日のEMAで交差しています。
ローソク足が上昇後に、調整の下落になり②の押し目が作られました。
ここで、①と②を繋いでトレンドラインを引きます。
②でロングエントリーをします、トレンドラインから外れない限りエントリーを続けます。
損切ポイントは①に設定します。
③でトレンドラインから外れましたので、ポジションをクローズします。
・保有期間:77日間
・獲得pips:1250pips
「トレンドライン」「サポレジライン」近辺では「抜けるか」「反転するか」を確認した後にエントリーをします。
レンジ相場ではエントリーを避けます。
スイングトレードの注意点
スイングトレードはトレンドに則して「順張りエントリー」をしますが、トレンド転換や急な価格変動により思惑と外れることもありますので損切設定は必須です。
損切(ロスカット)設定は、直近安値(ショートエントリーでは直近高値)に置くのが望ましいです。
前項のドル円では、損切設定をトレンド開始ポイントの①に置きましたが、損切幅は200pipsになります。
1回のトレードで損失額は口座資産の2%までに設定しますと、再度トレードが無理なく可能になります。
ポジション保有後に利益が出たら、ロスカット設定は進行に合わせて、変更を繰り返します。
トレーリングストップが使えるプラットフォームの場合は利用すると便利です。
※トレーリングストップ:トレール注文とも呼ばれ、レート進行中に、含み益の減少に合わせてクローズを自動で行う仕組み
まとめ
スイングトレードはトレンドと上手に合致すると、獲得益が大きくなるトレードスタイルです。
しかし、ポジションを相場に晒している状態が長いと、ストップ狩りや有事に巻き込まれるリスクは高まります。
損切設定だけは忘れずに必ず入れる習慣をつけて下さい。
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