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的確に価格の伸びを想定する「値幅観測論」


FXトレードで含み益が出たら多少の利益で決済をし、含み損が出たときは限界まで耐えてしまう。
人の心理として、得られる可能性のある最大益の追求よりも、確実に手に入る最小の利益を求めます。
しかし、利確後にトレンドの勢いが増し、「もっと利益が伸ばせた!」と悔やまれた経験もあるかと思います。
今回、「値幅観測論」で価格の伸びを計測する方法を解説します。

値幅観測論とは

価格が何処まで伸びるかを予測するのは難しいですが、ポジション取得後に利益を最大限に延ばしクローズポイントを決める方法があります。
それが「値幅観測論」です。
値幅観測論はローソク足の波の形である「波動」を見る必要があります。
値幅の計測をするには、ローソク足の波の形である「波動」を見る必要があります。
波動には「I波動」「V波動」「N波動」の基本の3波動があり、I波動、V波動が繰り返され、最終的にはN波動になります。
上昇し始めた価格は、N波動が完成するまでは下降に転じることはなく、下降し始めた価格はN波動が完成するまでは上昇に転じないという考え方です。
値幅計算結果によりエントリーポジションのクローズターゲット価格を設定し、利確を急ぐことなく適正なクローズターゲットが割り出せます。

基本波動

値幅観測論を知るためには波動の種類を知る必要があります。
まず知っておきたいのが基本の3波動です。

①上昇だけ、下降だけの「I波動」

1本の右上がりの上昇
又は、右下がりの下降
直線の動きになります

②上げ下げ、下げ上げの「V波動」

高値から下げた後、V字に上昇した波動
或いは、安値から上昇し、逆V字に下降した波動になります

③上げ下げ上げ、下げ上げ下げの「N波動」

<上昇のN>
上昇⇒下落⇒上昇(高値切上げ)
<下降のN>
下降⇒上昇⇒下降(安値切り下げ)

拡大縮小の波動

波動のパターンは基本以外にも拡大縮小のパターンもあります。

Y波動

上値は切り上がり、下値は切り下がる、上下の値幅が拡大していく波形です
何れ、上下どちらかに進みます

P波動

上値は切り下げ、安値は切上げ、上下の値幅が縮小していく波形です
収縮が中心線より上に収縮しますと上昇し、下に集まりますと下落します

値幅観測論の計算方法

値幅観測論ではもっとも重要である「N波動」に対して「V計算値」「N計算値」「E計算値」「NT計算値」の4通りの値幅計測手法を適用します。
波動が形成する「高値」「安値」は、この4通りの値幅計算結果のいずれかに該当することが多いです。
基点(A)と転換点(B)と押し(C)の関係でターゲット価格が変わってきます。

V計算値

V計算値=B+(B-C)
BからCへの押した分の倍、価格が上昇

◆上昇トレンド
押し目の値幅分だけ直近高値からき上がる
◆下降トレンド
戻りの値幅だけ直近安値から切り下がる

N計算値

N計算値=C+(B-A)
AからBへ上昇した後、押しで下降したCから同じ値幅だけ上昇

◆上昇トレンド
上昇した値幅分が押し目から切り上がる
◆下降トレンド
下降した値幅分が戻りから切り下がる

E計算値(価格が一番大きく伸びる)

E計算値=B+(B-A)
AからBへ上昇しCまで押した後、AからBの上昇分だけBに乗せる

◆上昇トレンド
上昇した値幅分が直近高値から切り上がる
◆下降トレンド
下降した値幅分が直近安値から切り下がる

NT計算値(価格の伸びは一番小さい)

NT計算値=C+(C-A)
AからBへ上昇しCまで押した後、AとCの値幅だけCに乗せる

◆上昇トレンド
上昇の基点から押し目までの値幅が押し目から切り上がる
◆下降トレンド
下降の基点から戻りまでの値幅が戻りから切り下がる

チャートを使い解説

1波の上昇と2波の押しが決まりましたら、3波の伸びをV計算値、N計算値、E計算値、NT計値算の4通りの値幅計算方法で出た値に、ラインを引き3波の止まる位置を想定します。

3波の伸びはV計算値の値129.440円で止まりました。
価格が伸びましたら、トレーリングストップを設定すると便利です。

まとめ

日柄の終値が、4通りの値幅観測論で算出したいずれかの価格に一致した時、相場は天井(あるいは底値)に近いことになり、トレンド転換点になる可能性が高いです。
必ず、これらの計算値通りになるという事ではなく、目標価格の設定に使いますので誤差を考慮して利用します。
何より大事なのは、トレンドの方向を把握であり、転換点(B)と押し(C)が決定したら、価格の伸びが小さくなる「NT計算値」⇒「N計算値」⇒「V計算値」⇒「E計算値」と想定を上方へずらしていく方法をとりましょう。

<値幅計測ツールがあるおすすめのFX会社>

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