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FXトレードをするのに心強いのが、トレンドの存在と強弱を知らせてくれるインジケーター。
今回紹介する、アルーンオシレーター(Aroon Oscillator)はトレンドの存在と強弱を知らせてくれるテクニカル指標です。

アルーンオシレーターとは？

1995年に数々の書籍や特許を取得しているトゥーシャー・シャンデ(Tushar Chande)氏が開発したのがアルーンオシレーターです。
現在のFX相場にトレンドが出ているかどうかと、トレンドの強弱をMT4のサブウインドウに描画してくれます。
2本のラインでトレンドの有無とトレンド転換の可能性を示唆する「Aroon」というテクニカル指標を、2本のラインではなく2本のラインの乖離率をヒストグラムで表示するインジケーターです。

アルーンオシレーターの計算式

＜計算式＞
Aroon Oscillator＝「Aroon_UP」－「Aroon_DOWN」
※Aroon_UP＝（n日間－n日間中の最高値からの経過日数）÷n日間×100
※Aroon_DOWN＝（n日間－n日間中の最安値からの経過日数）÷n日間×100
※n日間＝10日間（デフォルト設定）

＜計算式の解説＞
Aroon_UPは上昇トレンドを表し、Aroon_DOWNは下降トレンドを表します。
Aroon_UPからAroon_DOWNを減算することでAroon Oscillatorはトレンドを判断します。

Aroon Oscilatorの使い方

Aroon_Oscilator_v1をMT4に表示

アルーンオシレーター（Aroon_Oscilator_v1.mq4）は、MT4に標準装備されていないインジケーターです。
下記URLより無料でダウンロードが出来ます。
https://www.abysse.co.jp/mt4/indicator_name_a.html

MT4のインジケーターのダウンロード方法はこちら
→FXで役に立つインジケーターMT4を使いこなす！

ダウンロード後、所定位置にセットして下さい。

＜Aroon_Oscilator_v1のパラメーター設定＞

AroonPeriod：期間＝10日　算出期間を設定
Filter：初期値＝50　 Filterの境界線値を設定
※FilterはAroonの乖離率にフィルタリングを行うためのパラメーターで、乖離率がここで設定した値を超えた場合にのみヒストグラムを表示します。
CountBars：初期値＝300　表示期間を設定

AroonOscilatorの見方

トレンドを判断するためにはAroon_UPとAroon_DOWNの差を参考にします。
－100～+100で推移し、0を超えて上に行くほど上昇トレンドが強く、0を下回って下に行くほど下降トレンドが強いと判断します。
◆0ラインより上で推移しているヒストグラムは、勢いが強いほど青色バーは伸び、弱まると白色バーになります。
◆0ラインより下で推移しているヒストグラムは、勢いが強いほど赤色バーは伸び、弱まると白色バーになります。

＜Aroon Oscillatorの売買ルール＞

ゼロラインを上抜く（上回った後さらに上昇トレンド）→買いサイン
ゼロラインを下抜く（上回った後さらに下降トレンド）→売りサイン

AroonOscilatorとMACDを併用して検証

下記画像はUSD/JPY4時間足チャートに中段にAroon_Oscilator_v1下段にMACDを描画させています。

①Aroon_Oscilatorが0ラインを上抜く（MACDはローソク足1本遅れて0ライン越え）
→ロングエントリー（320pips取得）
②Aroon_Oscilatorが0ラインを下抜く（MACDはローソク足1本早くシグナルとデッドクロスを描画）
→ショートエントリー（一旦38pips程逆行、損切しなければ150pips取得）
③Aroon_Oscilatorが0ラインを上抜く（MACDはローソク足1本遅れて0ラインで反転）
→ロングエントリー（200pips取得）
④Aroon_Oscilatorが0ラインを下抜く（MACDはシグナルのデッドクロス位置）
→ショートエントリー（310pips取得）
⑤Aroon_Oscilatorが0ラインを上抜く（MACDはローソク足1本早めにシグナルとのゴールデンクロスを描画）
→ロングエントリー（損切）
⑥Aroon_Oscilatorが0ラインを下抜く（MACDはローソク足1本早く0ラインで反転）
→ショートエントリー（220pips取得）

Aroon_OscilatorとMACDは売買サインの表示が多少ズレ、相互補完効果があります。

まとめ

Aroon_OscilatorはAroon upとAroon downの乖離率をヒストグラムにして表示します。
青色のヒストグラムが表示されている場合は、上昇トレンド発生を意味しています。
赤色のヒストグラムが表示されている場合は、下降トレンド発生を意味しています。
MACDと併用することで相互補完できます。

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ゴールデンウェイ・ジャパン

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