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相場の転換点の目安がわかる日柄分析「フィボナッチ・タイム・ターゲット」


「5」「8」「13」「21」「34」「55」「89」といったフィボナッチ数を使って日柄をみる、「フィボナッチ・タイム・ターゲット」。
「フィボナッチ・タイム・ゾーン」のツールと合わせて使い方を解説します。

フィボナッチ・タイム・ターゲット

フィボナッチ・タイム・ターゲットは、相場の底や天井を基点としてフィボナッチ数を用いて転換点を探っていく方法です。
基点日から、フィボナッチ数の「13日目」「21日目」「34日目」「55日目」「89日目」が、相場の転換点である天井や底になるケースは多いです。

フィボナッチ・タイム・ターゲットと過去チャート

上記はEUR/USDの日足チャートになります。
上記画像をエリオット波動のサイクルにあわせて見ていきます。
推進波5波動は、基点となる最安値から1波が13日間、調整2波が8日間、値幅が伸びる3波が55日間、調整4波と最後の推進5波も55日間、続いて下落相場になる修正波動のa波が89日、上昇b波が55日、強い下落になるc波が144日のフィボナッチ数で構成されています。
フィボナッチ・タイム・ターゲットは現在価格が「いつ」「どこまで」などを、フィボナッチ数を使ってシナリオ作りのベースに置けると思います。

フィボナッチ・タイム・ターゲットの欠点

フィボナッチ・タイム・ターゲットを使って、底値や天井を基点に相場の転換点を探るシナリオ作りを行う場合の注意点は以下になります。

①基点に対する明確な基準がない
基点は上昇や下降の起点終点に設定するのが一般的となっています。
フィボナッチ・タイム・ターゲットは基点日をスタートに日数をカウントしていくものなので、この基点がずれればその後の日数もずれてしまうことになるので慎重に設定する必要があります。
基点が異なればトレーダー毎に全く違う結果になるため、フィボナッチ・タイム・ターゲットを利用している世界中の相場参加者が同じ目線で見ているとは限らないということも覚えておきましょう。

②単独で使うには弱い
あくまでも日数のみに焦点をあてているため、ファンダメンタル的な相場の急変には対応できません。
単独で使うのではなく、いくつかのツールを併用して使うのがいいでしょう。

ベンナーの理論

価格変動を統計的に研究した「ベンナーの理論」では1サイクル27年(8年+9年+10年)のパターンで景気のピークが繰り返されると理論付けています。

ベンナーの理論で重要となる数値は、

8、17(8+9)、27(8+9+10)、35(27+8)、44(27+8+9)、54(27+8+9+10)、89(27×3+8)、143(27×5+8)、233(27×8+8+9)、378(27×14)

とされています。
フィボナッチ・タイム・ターゲットや一目均衡表の基本数値と、非常に共通する数値が並びます。

<重要数値比較>
フィボナッチ数  :8→13→21→→34→→→55→→→89→144→→233→377
ベンナーの理論  :8→→17→27→35→44→54→→→89→143→→233→378
一目均衡表基本数値:9→→→→26→33→42→→65→76→129→172

フィボナッチ・タイムゾーン

MT4にはフィボナッチ数で日柄分析をする、フィボナッチ・タイムゾーンというツールがあります。

使用する際は、MT4を起動させ、メニューバーの「挿入」⇒「フィボナッチ」⇒「タイムゾーン」を選択します。
分析をしたい通貨ペアのチャート上に基点となる位置から、変化日になる位置までドラッグすると、縦線が引かれます。

フィボナッチ・タイムゾーンを使い変化日を想定

フィボナッチ・タイムゾーンもフィボナッチ数列を利用していますが、前回タイム・ターゲットで解説したのとは少々異なり、日数単位での分析ではなくブロック単位で期間を想定します。

上記画像はEUR/USD日足チャートにフィボナッチ・タイムゾーンを引いています。
①「0」の縦線位置が底値の基点になります。
基点①(最安値)から1回目の変化日②(最高値)までドラッグしますと後は、「2」「3」「5」とブロック単位で縦線が引かれます。
基点「0」から1回目の変化日②が「1」になり以降フィボナッチ数列に準じて縦線が引かれて行きます。
次は「2」」(1+1)次が「3」(1+2)、更に「5」(2+3)次は上記画像では描画されていませんが「8」(5+3)となります。
上記画像「1」で直近高値まで引いたフィボナッチ・タイムゾーンは、「2」で次の最高値をマークし、調整下落した後「3」は次の高値に縦線で引かれています。
前回の高値を超えられなかったことで、「5」の縦線が引かれた最安値位置まで強い下落になりました。

まとめ

フィボナッチ・タイム・ターゲットの基本数値は「ベンナーの理論」と「一目均衡表の基本数値」にも共通する重要な数値です。
また、フィボナッチ数列をもとに理論を構成しているエリオット波動とフィボナッチ・タイム・ターゲットは相性が良く、トレード全体のシナリオ作りの基にするには好都合な組み合わせとなっています。
簡単に日柄分析ができるフィボナッチ・タイムゾーンも合わせてぜひ覚えておきましょう。

<フィボナッチ・タイムゾーンが使えるおすすめのFX会社はこちら>

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