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レンジ相場を知らせる「Damiani_volatmeter」


相場の7割はレンジと言われていますので、レンジ相場がいつ始まりどこまで続くかを見極めることが出来ればトレードはやりやすくなります。
今回紹介する「Damiani_volatmeter」はレンジ加減をサブウインドウに二本のラインで描画して知らせてくれるインジケータです。

Damiani_volatmeterとは?

Damiani_volatmeterは、現在の相場がトレンド相場なのかレンジ相場なのかを、サブウインドウに描画される2本の線の位置関係によって表します。
レンジ相場はボラティリティが小さく、トレンド相場はボラティリティが大きくなります。
Damiani_volatmeterラインのサインを見てレンジブレイクを狙うトレードをおこなったり、レンジ相場を避けるためにポジションをクローズするサインとして使うことが出来ます。

Damiani_volatmeterの特徴

Damiani_volatmeterはATRと標準偏差のボラティリティ指標を2本の線で表すことで、レンジ相場かトレンド相場かの判断ができるようになっています。

灰色線が緑色線の上にある状態はレンジ相場を表し、灰色線と緑色線を分断する茶色線が描画されます。※茶色線の描画はレンジ終了後に描かれます。
緑色線が灰色線の上にある状態はトレンド相場を表します。乖離幅の大小でトレンドの強弱が計ることができます。
あくまでもトレンドの発生と強弱を示すだけでトレンドの方向は示しません。

Damiani_volatmeterの注意点

一定の期間でのATRと標準偏差を使用しているため、長いレンジが続いた場合に多少の変動でラインが反応することがあり「ダマシ」になる場合があります。
また、Damiani_volatmeterがトレンド相場を示しても、トレンドが弱く、想定通りに進行しない場合もあります。

Damiani_volatmeter.mq4のダウンロード方法

Damiani_volatmeterは下記URLより無料でダウンロードができます。
http://fx-mt4ea.com/ea/item/61/

詳しい設定方法はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
FXで役に立つインジケーターMT4を使いこなす!

ダウンロード後は所定位置にセットしてください。

Damiani_volatmeterの設定

<パラメーターの入力>
ViscosityとSedimentationの比率を使って収束状態を判断します。
・Viscosity:ViscosityのATR÷SedimentationのATR
 流動するDamiani_volatmeterラインの内部に生ずる抵抗度合いを意味します。
 Viscosityの値が低いと粘度が小さくなり、変動性が高くなります。
・Sedimentation:Viscosityの標準偏差÷Sedimentationの標準偏差
 相場の沈降を表します。
・Threshold_level:差分がThreshold_levelより小さいときは収束とみなします。
 ATRと標準偏差の差がThreshold_level(しきい値=境目の最小値)より小さい時は収束(レンジ相場)となります。
・lag_supressor:過去の1本足と3本足の差分をATRに加味するモードです。

<色の設定>
任意に変更できます。

Damiani_volatmeterを使った検証

上記画像はUSD/JPY1時間足チャートのサブウインドウにDamiani_volatmeterを表示しています。

・灰色の線が緑線より上にあるとき→レンジ相場(ボラが低い、トレードは控える)
・緑の線が灰色の線より上にあるとき→トレンド相場(ボラが高い、トレードを行う)
・緑の線が灰色の線より上にあり、幅も広い時→強いトレンド(ボラが超高い、ブレイクを狙う)
※サブウインドウ左上にはATRの値も表示されます。
※トレンドなら”Trade”、レンジなら”Do not Trade”と表示されます。

上記のルールに則ってトレードをおこなうと、

①:灰色線が上(レンジ相場)→トレード休み
②:緑色線が上抜く→ロングエントリー
③:灰色線が上抜く→トレード終了クローズ
④:緑色線が上抜く→ロングエントリーをします。
⑤:灰色線が上抜く→トレード終了クローズします。
となります。
②では2本線の乖離幅が大きいので強いトレンドを示唆しています。

レンジの始まりと終わり、そしてトレンドの始まりと終わりは分かりやすいですが、トレンドの方向は示さないため、他のインジケーターと併用するとエントリーしやすいです。

Damiani_volatmeterとMACDを併用

トレンドの方向性を見るために、MACDを併用してみます。

①はローソク足とDamiani_volatmeterはレンジ相場ですが、MACDは赤色〇位置がデッドクロスポイントになります。ショートエントリーして20pipsの取得になります。
②はDamiani_volatmeterは緑色線が上になりトレンド相場に変わります、MACDは青色〇位置がゴールデンクロスポイントになります。ロングエントリーして120pipsの取得になります。
③はDamiani_volatmeterの灰色線が上になりレンジですが、MACDはローソク足4本前に赤色〇のデッドクロスサインが出ています。ショートエントリーして15pipsの取得になります。
④はDamiani_volatmeterは緑色線が上になりトレンド相場、MACDはシグナルを上抜きゴールデンクロスでロングエントリーをし、210pipsの取得になります。
⑤ははDamiani_volatmeterの灰色線が上になりレンジです。MACDは特にサインは出ていません。

MACDはレンジ相場では機能しませんので、Damiani_volatmeterを見ることで不要なエントリーが避けられます。

まとめ

Damiani_volatmeterは現在の相場がレンジ相場なのか、トレンド相場なのかを知らせるテクニカル指標です。
灰色線が緑色線の上に描画されている時はレンジ相場になり、緑色線が灰色線より上に描画されている時はトレンド相場になります。
トレンドの方向性は示しませんので、トレンドの方向を判断するには他のインジケーターと併用する必要があります。
今回はMACDと併用して検証をおこないました。
Damiani_volatmeterを併用することでMACDの欠点であるレンジ相場を避けるという利点もあることが実証されました。
MACDを使い慣れている方はぜひ検討してみてください。

 

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