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ローソク足(価格)とオシレーターの逆行現象「ダイバージェンス」


チャートではローソク足(価格)とオシレーター系インジケーターが逆行しているシーンが、随所に見つけられます。
それは、トレンドの反転や継続を意味するダイバージェンスです。
その表れ方には3種のパターンがあります。
今回、チャートを使い3種のダイバージェンスを解説します。

ダイバージェンスの解説

トレンドの反転や継続のサインになるダイバージェンスには、現れ方に3種のパターンがあります。
①ベアリッシュ・ダイバージェンス(Bearish divergence=乖離)
②ブリッシュ・ダイバージェンス(Bullish divergence=収縮)
③ヒドゥン・ダイバージェンス(Hidden Divergence=隠れた逆行)
3種のパターンに共通していますのは、ローソク足(価格)とインジケーターが逆行していることです。

ベアリッシュ・ダイバージェンス(Bearish divergence=弱気の乖離)

ダイバージェンスは上昇トレンドの終焉に現れ、この後トレンドが転換し下落することを示しています。
ベアリッシュとはクマが前足を振り上げて価格を叩き落とすイメージです。

※上記画像はEUR/USD日足チャートのサブウィンドウに、RSIを表示しています。

ローソク足(価格)は高値を切上げて上昇をしていますが、RSIは高値ラインを切り下げています。
ローソク足とインジケーターの描くラインが乖離して現れる現象が、ベアリッシュ・ダイバージェンスです。
ダイバージェンスが現れましたら、上昇の勢いが弱まって来たことを意味します。
トレンド転換となり相場は下落トレンドへと変化する可能性が高いです。

ブリッシュ・ダイバージェンス(Bullish divergence=強気の収縮)

別の呼び方ではコンバージェンス(収縮)とも呼ばれ下降トレンドの終焉に現れ、トレンドが転換し上昇へ向かうことを示しています。
ブリッシュとはオス牛が下から上に角で価格を突き上げるイメージです。

ローソク足(価格)は安値を切下げて下落していますが、RSIは下値ラインを切り上げています。
ローソク足とインジケーターの描くラインが収縮して現れる現象が、ブリッシュ・ダイバージェンスです。
この現象は、下落の勢いが弱まって来たことを意味します。
トレンド転換となり相場は上昇トレンドへと変化する可能性が高いです。

ヒドゥン・ダイバージェンス(Hidden Divergence=隠れた逆行)

ヒドゥン・ダイバージェンスは、ローソク足の上昇の際の安値、下降の際の高値で判断します。

左側は上昇トレンド途中に現れたヒドゥン・ダイバージェンスとなります。
ローソク足(価格)は下値を切り上げて上昇していますが、RSIの下値は切り下げています。
上昇トレンドの継続を意味します。

右側は下降トレンド途中に現れたヒドゥン・ダイバージェンスです。
ローソク足(価格)は高値を切り下げて下落していますが、RSIは上値を切り上げています。
下降トレンドの継続を意味します。

MACDも併用

MACDでも赤色線のダイバージェンスと黄色線のコンバージェンスははっきりと表れます。
しかし、ヒドゥン・ダイバージェンスはヒストグラムの性質上、上昇時は下値が0ライン上になり、下落時は上値が0ライン上になり描画することが出来ません。

ダイバージェンス3パターンの注意点

ダイバージェンスのサインが出たのを確認できからといって、慌ててエントリーするのは危険です。
オシレーター系インジケーターにはリペイントするタイプが少なからずあります。
その場合、時間が経過するとダイバージェンスが解消されてしまうケースもあります。
反転が確認出来た後にポジションのエントリーをするようにしましょう。

まとめ

ベアリッシュ・ダイバージェンスは上昇トレンドの天井圏に現れ、トレンドが下降トレンドに転換する「売り」のサインになります。
ブリッシュ・ダイバージェンスは下降トレンドの底値圏に現れ、トレンドが上昇トレンドに転嫁する「買い」のサインになります。
ヒドゥン・ダイバージェンスは上昇途中、下落途中に現れトレンドが継続することのサインになります。
トレードで使われる際は、確実に反転したことを確認した後にエントリーすることをお勧めいたします。

<ダイバージェンスが描画できるおすすめのFX会社>

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