twitter instagram

※当サイトには広告が含まれます。

ピンチをチャンスにして利益を得る!ノイズ(ダマシ)の対策とノイズを逆手に取る方法


(2023/07/05 更新)

相場の世界では、サポ・レジラインの水平線やトレンドラインの斜め線は、相場の転換を見つけるのに大変有効だとされています。
しかし、サポ・レジラインやトレンドラインを抜けたと見せて、直ぐに反転ライン内に戻る、いわゆる「ノイズ(ダマシ)」と言われる現象がFXのチャートには頻繁に現れます。
今回は、チャートにこのノイズが出た時に対応すべき方法を探っていきます。

FXに発生するノイズ

チャートに現れるノイズの定義は、大小にかかわらず発生後に元の流れに戻る現象と言われています。
細かなノイズは数pipsの変動で数分の内に戻るものから、大きなノイズは数千pipsで数日かかるケースまで様々に発生しています。

ノイズの原因

ノイズが発生する原因としては、以下があります。

①グローバル企業が、決算などの都合で、自国に資金を戻すレパトリエーション
→レパトリエーション(Repatriation)とは投資家たちが海外にある資金を自国内に戻すためことを指します。日本で言うと、海外で運用している外貨建て資産を売って円に交換する動きが起こり、円買いドル売り注文が膨らむことで一時的に円高が発生します。

②FXブローカーやヘッジファンドが仕掛けるストップ狩り
→ストップ狩りとは、多額の資金を使って意図的にレートを動かし、ストップロスが設定されやすい価格(区切れの良い価格や強いライン付近)付近でストップロス注文を発生させ、その後の価格反転で利益を得る手法です。市場を操作するだけの資金のあるヘッジファンドなどが意図的に行うものなので、変動は一時的なものとなります。

③自然発生的に現れるノイズ
→トレンドの流れが一定でも、ローソク足のひげにあたる突発的なノイズが発生することはあります。これは長期よりも、短い時間足のほうが発生しやすくなっています。

今回は自然発生的に現れるノイズについて検証してみましょう。

長期チャートに発生するノイズ

まずはリーマンショックから始まった長期ダウントレンドの際の2008年のEUR/USDのチャートで分析してみます。

上記画像はEUR/USD(ユーロ/米ドル)の週足チャートにフィボナッチチャネルを引いたチャートです。
所々、トレンドラインとチャネルラインからオーバーシュートやアンダーシュートした状態のノイズになります。
直近、週足のトレンドラインをブレークしたと思われる部分を日足チャートに拡大してみます。

①で一回目のブレークアウトを狙ったのですが、トレンドライン内に戻ります、このオーバーシュートは100pipsになります。
②で再度ブレークアウトを狙いましたが、此処もトレンドライン内に戻ります、ここのオーバーシュートは110pipsになります。②の位置はMACDとシグナル線のデッドクロス位置になります。
③で三度のブレークアウトを狙いましたが、トレンドライン位置まで戻されました、ここのオーバーシュートは150pipsになります。
④は③からの下落が週足トレンドラインで反転し上昇しましたが、結局トレンドライン内に戻ってきました、ここは200pipsになります。
その後もトレンラインを挟んで20日間ほどレンジ帯をつくり、週足トレンドラインをブレークしてアップトレンドへの転換が確かなものになります。
⑤ではアップトレンドへ転換後にトレンドラインをアンダーシュートする、ノイズが発生しています、ここも100pips程度の値幅です。⑤の位置はMACDの12日EMAと26日EMAが交差するゴールデンクロス位置になります。

このように、MACDをサブウインドウに表示させ、戻りを確認してトレードをしますと、ノイズ(ダマシ)を収益に出来ます。

短期チャートに発生するノイズ

短期チャートでは、チャートが緩やかに運動している時に一瞬、上下に突出して変動する現象が頻繁に通貨ごとに発生します。
閑散時間にノイズが発生したら、次の足でエントリーします。

ノイズの分析①

1分足で眺めておりますと、閑散時間帯が存在します、値幅が1pips程度まで小さくなり暫くすると、突然10pips程度の変動が発生します。
下落の場合も有れば、上昇の場合も有りますが、3本足の内に元のレートに戻り、値幅の小さい足が続きます。
1本~2本で変動したレートは、遅くとも3本の間には戻りますから、落ちた先端でロングエントリーをし、元のレートに戻ったところでクローズをします。

ノイズの分析②

このチャートも同じく、値幅が1pips程度まで小さくなり暫くすると、突然価格が跳んで上昇し、その後に下落し、再度上昇し元の価格帯で推移します。
早い戻し(1本~2本)は、その後は穏やかな動作になりますが、緩やかな戻しの場合はそのまま上昇が続くケースが多いです。

何れにしてもすぐに戻りますので、落ち着いてエントリーをすれば大丈夫です。
短期足の場合はこういった揺れ戻しが1日に何度も起こるため、チャンスを待てば勝利に繋がります。
ノイズは必ず戻りますので、ロット数を多くしておくと値幅は小さくとも、大きく利益を出せます。

ストップ狩りによる被害を防ぐ方法

ヘッジファンドなどが力技で相場を動かし、ストップロスを意図的に発生させるストップ狩り。
ストップ刈りの利益回収で相場はもとに戻るため、巻き込まれなければ被害は少ないです。

ストップ刈りを見極めるには他のFX会社と比較して不自然な価格変動になっているかをチェックします。
被害に合わないためには、実行レバレッジを1倍にして損切設定をしないなどの方法があります。

過去に起こったストップ刈りの様子を見てみましょう。

GemForex

TitanFX

XMTrading

上記画像はEUR/ZAR(ユーロ/南アフリカランド)の日足チャート3社を並べました。
2016年1月11日はEUR/ZARが、この時点での史上最高値を付けた画像です。
相場の過熱感が高まり、各FXブローカーで最高値を付けたのですが、会社により高値が異なっています。

2016年1月11日に付けたFXブローカーごとの違い(レートが高い順)
1位:TitanFX( 19.46700ランド)→ 3社中最高値
2位:GemForex (19.03139ランド)→ TitanFXとの差435pips
3位:XMTrading (18.97420ランド )→TitanFXとの差492pips

同日同時刻に、TitanFXとXMTradingでは500pips近くの差が、発生しました。
ここで紹介したEUR/ZARはバイイングクライマックスによる、ストップ狩りです。
更に、上記画像2016年12月27日をご覧ください。

2016年12月27日のFXブローカーのストップ狩り
GemForex( 12.36102ランド)→ 大暴落
XMTrading (14.50380ランド)→ GemForexとの差2,140pips
TitanFX( 14.50506ランド)→ GemForexとの差2,140pips
GemForexのみにノイズが発生していることがわかります。

まとめ

今回、大小発生する「ノイズ」の事例と、対応方法、そしてノイズを待って勝つ方法を書いてきました。
ノイズはトレーダーにとって騙しとなる天敵ですが、対策次第では利益を生み出すこともできます。

今回紹介したストップ刈りはヘッジファンドが行うものは戦略ですが、FX会社が意図的に行うことも技術的には可能です。
可能とは言え、実際に行われることはない前提でトレードするわけですが、万が一のリスクを考えると信頼できるFX会社で取引を行うのは重要です。

<顧客満足度の高いおすすめのFX会社>

外為どっとコム

ヒロセ通商

FX

SBI FXTRADE

SBI FX

またスプレッドが狭い会社は操作がしづらいため、安心感があるかもしれません。

<スプレッドが狭いおすすめのFX会社>

外為どっとコム

ゴールデンウェイ・ジャパン

FXTF AUTO468x60

FXブロードネット

FXブロードネット

日を跨ぐトレードを避け、デイトレードに徹しますと巻き込まれるリスクは減少出来るため、まずはノイズによるマイナスをなくすところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

白熱教室では毎週金曜朝7時にメルマガを配信しています。
トレードに役立つコラムや経済ニュースを載せていますのでぜひご覧になってくださいね。
メルマガの登録はこちらから

メルマガ詳細

 

x