FXでトレードをする手法はいろいろありますが、ピラミッディングは利益を飛躍的に拡大できる唯一の方法です。
今回、ピラミッディングの詳細を解説し、メリットと注意点を書いて行きます。
ピラミッディング手法とは?
FXトレードで、利益が乗ってきたら、更に取引量を追加し「買い増し」或いは「売り増し」を行い、より大きな利益を狙うことが「ピラミッディング」です。
ピラミディングをするメリットは2つあります
<ピラミディングのメリット>
・ 利益を大きく増やせる→トレンドに乗った状態でのポジション増加になりますので、利益が爆発的に増えます。
・ 分散投資になり、リスクが減少→資金を分散した投資方法になりますので、損切位置を移動することで損切リスク額を減らせます。
サポレジラインを越えてピラミッディング
上記画像はEUR/USD1時間足チャートです。
始めに、黄色四角でロングエントリーをします。
ピラミッディングをしないで桃色四角位置でクローズすると270pipsの取得でトレード終了になります。
青色四角①②③④と過去のサポートライン&レジスタンスラインを越えたところでピラミッディングをした場合、桃色四角がクローズ位置になり、270pips+250pips+190pips+120pips+40pips=870pipsに増やせます。
上記画像の様に4時間足チャートで全体を見ますと、ピラミッディングをしたポイントがお分り頂けると思います。
大きな節目になる桃色四角をクローズターゲットと決め、その間に存在するサポレジライン(黄色線)を越えたところをピラミッディングの追加エントリーポイントにします。
エリオット波動でピラミッディング
エリオット波動の推進3波と5波の基点でピラミッディングをするのも、獲得益が多くなります。
推進3波と5波の基点となる位置が押し目買いに当たり、ピラミッディングの最適ポイントになります。
押し目の反転を確認した後に、エントリーを行います。
ピラミッディングとナンピンの違い
ポジションを増やす取引方法には、ピラミッディング以外にナンピンがあります、その違いを解説します。
ピラミッディングは、エントリーをしたポジションの利益が出ている状態で、更なる利益を増やすために行います。
ナンピンは、エントリーをした保有ポジションの損失が出ている状態で、相場の反転を狙い行います。
ナンピンの難しさは、下落が止まり、反転するという保証はなく、更に下落が加速すると、損失は限りなく膨らみます。
ピラミッディングのやり方
ピラミッディングの仕方は、3パターンあります。
<ピラミッディング3パターン>
スケールダウン:レートが進むにつれて買増(売増)ポジジョンの追加数を少なくしていく
イコールポジション:毎回同じポジション量で買増(売増)を行う
インバーテッド:レートが進むにつれて買増(売増)ポジション数を増やしていく
スケールダウンピラミディング
ピラミッディングの追加Lot数量をレートの進行につれて減らしていきます、「スケールダウンピラミディング」といいます。
横軸(時間)縦軸(価格)の経過と共にクローズポイントに近付いて行きますので、定番のやり方です。
イコールポジションピラミッディング
定量型は、「同規模積み増し型ピラミッディング」や「イコールポジションピラミッディング」と呼ばれます。
同じだけポジションを積み増していく方法です。
増加型ピラミッティング
「逆ピラミッディング」や「インバーテッドピラミッディング」とも呼ばれます。
これは減少型の逆のやり方で、価格が上がるにつれ、ポジション量を増やします。
最初に1万通貨で試し買い(売り)、 次に2万通貨買い増し(売り増し)、 そして更に3万通貨買い増し(売り増し)とLot数量を増やして行くやり方です。
ピラミッディングの注意点
・保有ポジションが増え、資金が必要となり、実行レバレッジも高くなる
ピラミッディングは保有コストが増え、実行レバレッジが高くなる⇒レバレッジ調整と投資比率管理
保有ポジションの加重平均値が高くなります。(ショートの場合は加重平均値が下がります)
・急な暴落or暴騰発生時に、甚大な被害をうける
ポジションの保有時間が長くなり、暴騰或いは暴落発生時に、損失が大きくなる危険性が有ります。
週末にはポジションを全クローズすることで週明けのリスクは防げます。
まとめ
ピラミッディング手法は利益を拡大する最大の武器になりえます。
ピラミッディングのやり方は3パターンあり、それぞれ、強いトレンドの発生時には大いに効果を表します。
しかし、逆に弱いトレンドでは損切りとなってしまう可能性もあります。
ピラミッディングに適した相場をしっかりと見極めて活用してみましょう。
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