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相場の過熱感から、「買われ過ぎ・売られ過ぎ」を示しトレンド転換を知らせるインジケーターは無数に存在しますがRCIは一目で判断が出来るオシレーター系テクニカル指標です。

RCIとは？

RCIは「Rank Correlation Index」の略で、日本語で言いますと「順位相関指数」となります。
一定期間の時間と価格は独立しているものと捉え、時間と価格の各々に順位を付けて、その「時間順位」と「価格順位」の相関関係を比較することで相場の勢いをはかり、レベルを指標化したものです。

RCIの描くラインで、相場の方向性と勢いが分かり、強気相場なのか弱気相場なのかが分かります。

RCIの計算式

RCI＝(1－(6×d)÷n×(n^2－1))×100
d＝「日付の順位」と「価格の順位」の差を2乗し、合計した数値
n＝計算期間

計算式の解説

日付の順位
当日(最新の日付)を1、として、1期間さかのぼる毎に1を加算して2,3,4・・・と順位をつけます。
ｎ＝9日間なら、直近を「1」として「9」までの順位を付けます。

価格の順位
「ｎ」期間中の最高値を1、として、終値が高い順に2,3,4・・・と順位をつけます。
次に「ｎ」期間中の終値に終値が高い順に順位を付けます。
それぞれの期間の日付順位と価格順位の差を計算して、その差を2乗する。

RCIがプラスのゾーンにある時
価格は時間の推移とともに上昇している⇒上昇局面
「時間系列」と「価格系列」が正の相関 ⇒ +100期間中、連続して上昇

RCIがマイナスのゾーンにある時
価格は時間の推移とともに下落している⇒下落局面
「時間系列」と「価格系列」が負の相関 ⇒－100期間中、連続して下落

RCIをMT4に表示

下記URLより無料でダウンロードが出来ます。
RCI_three.ex4
https://www.abysse.co.jp/mt4/indicator_name_r.html
ダウンロード後はMT4の所定位置にセットアップしてください。

セットアップの詳しいやり方はこちら
→FXで役に立つインジケーターMT4を使いこなす！

RCIのパラメーター設定

＜パラメーター＞
3本描画するラインの引数である期間を設定します。
RCIperiod1 ：短期線9日
RCIperiod2：中期線26日
RCIperiod3：長期戦52日
Numbers：200（RCIの描画期間）

＜色の設定＞
描画する線のカラーや太さ：任意

＜レベル表示＞
追加で+80，0，-80にラインを引くと目安となり見やすくなります。

RCIのライン描画の見方

RCIの基本的な見方

・RCIが0ラインを上抜きプラス圏に転じたら買いサイン
・－80%から－100%付近にいる場合には安値圏で売られ過ぎになり、－80%を上抜いたら買いサイン
・RCIが0ラインを下抜きマイナス圏に転じたら売りサイン
・＋80%から＋100%付近にいる場合には高値圏で買われ過ぎになり、＋80%を下抜いたら売りサイン
・0ライン近辺で上下動している場合はレンジ相場

RCI3本ラインの見方

・短期ラインが中期ラインを上抜いたら買いサイン
・短期ラインが中期ラインを下抜いたら売りサイン
・3本のラインが同時にクロスした位置は強力な売買サイン
※ダイバージェンスやコンバージェンスも現れます。

RCIの欠点として、ラインが+100や－100に張り付きやすく、価格の変動に比べてRCIラインの変動は激しく動きます。

RCIを検証

上記画像はUSD/JPY4時間足チャートのサブウィンドウにRCIを3本描画しています。
①の位置でRCI短期9日が中期26日を下抜きショートエントリー、150pipsの取得になります。
②の位置でRCI短期9日が中期26日を上抜きロングエントリー、220pipsの取得になります。
③の位置で短期中期長期3本線がクロスして強力な売りサイン、160pipsの取得になります。
④の位置も短期中期長期3本線がクロスして強力な買サインで相場は進行しています。

RCIとHMA_Color_v03を併用して検証

前項で使用したチャートにHMA_Color_v03を併用しました。
①はRCIの短期と中期のクロス、HMA_Color_v03は赤色に変わりショートエントリーのサインです。
②はRCIの短期と中期のクロス、HMA_Color_v03は緑色に変わりロングトエントリーのサインです。
③はRCIの3本線が交差しており、HMA_Color_v03は赤色に変わりショートエントリーのサインです。
④はRCIの3本線が交差しており、HMA_Color_v03は緑色に変わりロングエントリーのサインです。
②～③と③～④間に、HMA_Color_v03には細かく売買サインが出ていますが、場所によってはロスカットになる危険性が有ります。

まとめ

今回、RCIの解説と使い方を紹介してきました。
売買サインは、3本ラインがクロスするポイントで行いますと、大きく利益が伸ばせます。
HMA_Color_v03と併用することでより確実にトレードを行うことができ、非常に使い易いインジケーターとなっています。

HMA_Color_v03の詳細はこちらを御覧ください。
→移動平均線の発展形「HMA_Color_v03」で移動平均線を極める！

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