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チャネルラインの引き方と活用方法(前編)


トレンドラインを引くポイントはチャート分析をしている人により、異なることが往々にしてあります。
どの見方が間違っているという事もないですが、FXの価格変動は同意の多い方向へと進行して行きますので、同じ目線で分析をしないと効果的ではないです。
トレンドラインの曖昧さはさて置き、それに付随するチャネルラインはMT4に標準装備されているだけでも、5種類用意されています。
今回、それぞれのチャネルラインの引き方と、活用方法を解説いたします。

チャネルラインとは?

チャネルラインの基本的認識としては、トレンドラインに対して平行に引いたラインを呼びます。
トレンド発生時に価格の進行は、トレンドラインとチャネルライン間で変動していくことになります。
上のラインはレジスタンスになり、下のラインはサポートの役割を果たしており、いずれどちらかにブレイクしていきます。

チャネルラインは、MT4にも標準で「平行チャネル」「フィボナッチ」「線形回帰」「標準偏差」「アンドリューズ・ピッチフォーク」が用意されています。

これらのチャネルラインの引き方と、活用の方法を解説いたします。

平行チャネル

トレンドの基点と次の点を繋いでトレンドラインとチャネルラインの2本が自動で引かれます。
トレンドラインを引きますと、自動で一定間隔の開いた平行線が引かれますので、この引かれた平行線を、下落してきて反転を開始した位置まで移動させます。※移動範囲は任意です
これがチャネルラインになります。
上記画像は、リーマンショック発生以降この平行チャネルの中で価格は推移しています。

フィボナッチチャネル

フィボナッチと言いますと、チャート分析をする際にフィボナチリトレースメント、或いはフィボナチエキスパンションを使われるトレーダーは多いと思います。
これらツールは縦軸(価格変動)に対してのみの分析手法になります。

今回紹介する、フィボナッチチャネルの特徴は縦軸に横軸(時間)も加味して、分析が可能になる点が特徴です。
フィボナッチチャネルは平行チャネルと同じように、トレンドラインに平行に引かれますが、隔たる間隔にはフィボナッチ比率を指定します。

ラインの引き方と分析方法

黄色〇の3点を繋いでフィボナチチャネルを引きます。
このラインは-100%のラインになり、上方に0%ラインが引かれています。

フィボナチチャネルをダブルクリックしますと、3つの点がライン上に現れますので、真ん中の点をドラッグして0%ラインが始めに引いた位置まで移動させます。
上記画像ですと、黄色〇の3番目でロングエントリーをしますと、クローズターゲットを161.8%に想定します。
基本的な見方は61.8%~100%で推移している相場は強気と言えます。
100%ラインを越えて価格が推移して行きましたら、利確のクローズターゲットは黄金比の161.8%ライン上と想定します。
-50%ラインを下抜きましたらクローズします。

フィボナッチ・レベルの増やし方

フィボナッチレベルは、フィボナッチ比率を指定します。
フィボナッチチャネルを引く前に増やしておきます。
-50%・50%・61.8%・100%・161.8%・200%・261.8%
※38.2%や23.6%も加えても良いですがラインが増え過ぎてもチャートが見辛くなりますのでご注意ください

クローズターゲットになる価格帯

前項でクローズターゲットになる価格帯は、斜線の延長上161.8%を想定すると書きましたが、値幅観測論の4通りの計算方法(V計算値、N計算値、E計算値、NT計算値)で想定する方法も紹介します。

上記画像の例ですと、3波の値幅を想定することになります。
1波の上昇価格と同じ価格分上昇していますので、N計算値がこのケースでは当てはまりました。
1波と2波が決まりましたら、N計算値あるいはE計算値を想定するのは良い方法と思います。

まとめ

今回、MT4に標準で搭載されている、チャート分析ツールの、「平行チャネル」「フィボナッチチャネル」の引き方と使用方法を解説いたしました。
後半では「線形回帰チャネル」「標準偏差チャネル」、更には「アンドリューズ・ピッチフォーク」の引き方と使用方法を解説していします。
ぜひこちらも合わせてチェックしてくださいね。
「チャネルラインの引き方と活用方法(後編)」

<各種チャネルラインが引けるおすすめのFX会社はこちら>

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