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4つのハーモニックパターンで未来を予測して逆張りエントリーを成功させる


チャートパターンは複数ありますが、とりわけ変わった型であるハーモニックパターンは相場の未来の予測に使えます。
その図柄はチャート上に現れる幾何学模様となり、その図柄がFXを勝利に導いてくれるのです。
今回は、ハーモニックパターンの型や特徴を解説して行きます。

ハーモニックパターンとは

ハーモニックパターンはフィボナッチ数列を応用し発展させたものです。
以前の記事でも紹介したように、フィボナッチはFXのチャートでも大いに参考になる係数です。

フィボナッチに関する記事はこちら→フィボナッチを活用した押し目買いと戻り売りで利確!

フィボナッチ比率を元に結んだ線で幾何学的な模様がチャートに作られ、現れた図柄からエントリタイミングとクローズを予測することが出来ます。
この図柄を「ハーモニックパターン」といい、図形のタイプにより今後の相場を判断していきます。

ハーモニックパターンを使った分析は欧米のトレーダーの間では非常に人気がある手法で、利用者も多く、最近国内FXトレーダーの間でも注目をされてきております。

ハーモニックパターンの型を紹介

ハーモニックパターンは作られた図形の型でタイプが別れていて、それぞれに呼び名が有ります。
新種を含めると十数種類以上の型がありますが、基本的なクラブ・バタフライ・バット・ガートレーの4種の型をまずは知っておくと良いでしょう。

クラブ=Crab

ハーモニックパターンのクラブは、蟹の形のイメージです。
クラブパターンはロングエントリーを示唆しています。

フィボナッチ数列に基づいて、ラインを構成していきます。

クラブパターンの動きは以下の条件を満たすことです。
①始点X⇒Aへ上昇:100%⇒0%
②A⇒Bへ下落:Bの位置はX⇒Aの38.2%もしくは61.8%
③B⇒Cへ上昇:Cの位置はA⇒Bの38.2%もしくは88.6% 
④C⇒Dへ下落:Dの位置はX⇒Aの161.8%、B⇛Cの224.0%もしくは361.8%

逆張りロングエントリーの目安はこのDの位置です。
①〜③でクラブパターンが確認できれば、始点Xを100%上昇Aを0%としたときのフィボナッチ数列161.8%に達した時点で反転の可能性を狙うことができます。
合わせて、始点B上昇Cのフィボナッチ数列224.0%もしくは361.8%であることも判断基準となります。

エグジットポイントは、始点X上昇Aのフィボナッチ数列38.2%を目指します。

重要なポイントはA~Bの戻しは浅く、Dの161.8%で止まり反転する点です。
画像は、ロングエントリーのパターンで「M」の形ですが、ショートエントリーは反対で「W」の形状が現れます。

バタフライ=Butterfly

ハーモニックパターンのバタフライは、蝶が跳んでいる形をイメージした命名です。
ロングエントリーを示唆する形の「バタフライパターン」を解説します

①始点X⇒Aへ上昇 :100%⇒0%
②A⇒Bへ下落: Bの位置はX⇒Aフィボ78.6%
③B⇒Cへ上昇: Cの位置はA⇒Bフィボ38.2%~88.6%
④C⇒Dへ下落:Dの位置は X⇒Aフィボ127.2%~161.8%、B⇛Cフィボ161.8%~261.8%

D地点で逆張りのロングエントリーをし、X⇒Aフィボの72.8%のエグジットポイントを目指します。

バタフライパターンの重要なポイントはAから深く戻したBの78.6%と、Dの127.2%~161.8%で止まり反転する点です。
画像は、ロングエントリーパターンで「M」の形ですが、ショートエントリーは反対で「W」の形になります。

バット=Bat

ハーモニックパターンのバットは、コウモリが跳んでいる形をイメージした命名です。

①始点X⇒Aへ上昇 :100%⇒0%
②A⇒Bへ下落:Bの位置はX⇒Aフィボ38.2%~50%
③B⇒Cへ上昇:Cの位置はA⇒Bフィボ38.2%~88.6%
④C⇒Dへ下落:Dの位置はX⇒Aフィボ88.6%、B⇛Cフィボ161.8%~261.8%

D地点で逆張りのロングエントリーをし、エグジットポイントは、X⇒Aフィボの11.4%を目指します。

バットパターンの重要なポイントはA~Bの戻しは浅く、Dの88.6%で止まり反転する点です。
画像は、ロングエントリーパターンで「M」の形ですが、ショートエントリーは反対で「W」の形になります。

ガートレー=Gartley

ハーモニックパターンのガートレーは、考案者の名前からの命名です。

①始点X⇒Aへ上昇 :100%⇒0%
②A⇒Bへ下落:Bの位置はX⇒Aフィボ61.8%
③B⇒Cへ上昇:Cの位置はA⇒Bフィボ38.2%~88.6%
④C⇒Dへ下落:Dの位置はX⇒Aフィボ78.6%、B⇛Cフィボ127%~161.8%

D地点で逆張りのロングエントリーをし、エグジットポイントは、X⇒Aフィボの21.4%を目指します。
ガートレーパターンの重要なポイントは、Bの61.8%と、Dの78.6%で止まり反転する点です。

画像は、ロングエントリーパターンで「M」の形ですが、ショートエントリーは反対で「W」の形になります。

まとめ

ハーモニックパターンはX点~A点まで上昇したレートが、A点~B点まで戻し、更にB点~C点まで押した時の3種のフィボナッチ数列のハーモニー(調和)と言えます。
そして、現れた幾何学模様はB点の戻しで、クラブ・バタフライ・バット・ガートレーと呼ばれる型に別れます。
勝率は80%以上と言われる手法ですが、ハーモニックパターンを見極められるようになるには、訓練が必要でしょう。
興味を持たれましたら、「harmonic64」というMT4用のフリーインジケーターが有りますので、利用されてみてはいかがでしょう。

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