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多くの人が知るSELL IN MAYの根拠とは?春のアノマリー


世の中には言葉で説明することができない不思議な事がたくさんあります。
理由はうまく説明できないけど、なぜかいつもそうなってしまう。
この様な「論理的には説明できない法則や偏った結果」のことを「アノマリー」と呼んだりします。
このアノマリーは為替相場の世界にも存在します。
一番有名なものは季節毎のアノマリーです。
今回は春のアノマリーについて実際のチャートの動きとともに検証してみます。

3月

3月は多くの日本企業が決算期に入ります。

日本企業は海外に投資していた資金を自国に戻す「リパトリエーション」を行います。
これは「本国送還」という意味で、輸出業などの海外進出を行う企業が中心となり
海外での売り上げを1度日本に送還することで円が買われて円高になりやすい傾向にあります。

 

上の図は2016年 3月 ドル円 月足チャートです。
3月は陰線で足が固まっていることからもアノマリーが働いていることが確認できます。

4月

4月は3月に決算を終えた多くの日本企業が新年度へと切り替わるタイミングです。
3月に決算用に外貨を円に交換した後、4月からまた外貨が必要になるので再び円を外貨に交換する流れ(円安)ができます。

また、4月末にはゴールデンウィークがあり海外旅行へ行く人達の外貨両替もあり円安傾向が強まるとされています。

上の図は2018年 4月 ドル円 月足のチャートです。
3月末まで下落していた相場が4月に入り上昇しているのがわかります。

5月

5月は「SELL IN MAY」と一般的に呼ばれています。
これは「sell in may and go away don’t come back until st leger day」の略で
「5月にはすべてを売って、leger day(9月の第2土曜日)まで相場に戻ってくるな」
という意味です。
一説によれば、夏休み前に保有ポジションを整理して株が売られやすくなり、株安が誘発され円高になりやすいためと言われています。

また、2月と同じく5月も米国債の利払いが行われる月なので同様の理由で円高になりやすいとされています。

上の図は2019年 5月 ドル円 月足です。
5月に入ってから急落しているのがわかります。
まさに「SELL IN MAY」です。

まとめ

春のアノマリーで有名なのが「SELL IN MAY」です。
夏休み前の保有ポジションの整理により株が売られやすくなり、株安によって円高ドル安が誘発されると言われています。

他、3月4月は決算の影響で、売上を一度円に戻した後また外貨に交換するため相場の動きが起こります。
アノマリーの中にもこういった経済の動きと連動しているものはわかりやすく、また市場心理もつられて動きやすいため、ぜひ覚えておきたいところです。

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