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ラウンドナンバー(ゼロライン)を狙ったFXトレードの特徴と注意点


FXのレート変動は、多数の同意を得た方へ流れて行きます。
平たく言いますと、資金が沢山投入された方へ動いて行き、それがロングなのかショートなのかで方向が決まります。
そして、どの場所(価格)で投入されるのか、それが分かればFXでは必ず勝つことが出来ます。
ラウンドナンバー(ゼロライン)は世界中のトレーダーが意識しているポイントであり、それがサポートラインやレジスタンスラインになります。
今回、世界中のトレーダーにラウンドナンバーは意識され、攻略の手段になるのかを検証し、手法も紹介いたします。

ラウンドナンバー(ゼロライン)とは

ラウンドナンバーは通貨のレート末尾が「00=ゼロライン」となる値で、「ダブルオー」や「キリ番」とも言われます。
テクニカル指標やトレーダーが決めるエントリーや決済ポイントは人によって使っているFX会社も見解も異なるため、世界中のトレーダーが同じポイントを注目しているとは限りません。
その点、ラウンドナンバーは通貨のレート末尾が「00=ゼロライン」となり、誰もがハッキリと認識出来る、分かり易い場所になります。
結果として、ラウンドナンバーでは世界中のトレーダーが、アクションを起こし易いポイントとなり、サポートラインやレジスタンスラインとして意識され、反転ポイントになるケースが多いです。

ラウンドナンバー(ゼロライン)を狙ってFX取引するメリット

人間は近場に切の良い数値(キリ番)が見えると、無意識の内にもアクションを起こしてしまいます。
そのトレーダー達の心理状況が、決済やポジション取りを増やし、相場の取引量の急増が、チャートに現れ値動きが激しくなる現象が生じます。

上記画像は、USD/JPY 2016年5月~2021年2月18日までの日足チャートです。
99円~126円まで100pipsごとにラインを引いて、ラウンドナンバーで止められ反転をした位置に、緑色の点を記入しました。
画像をご覧いただければ、一目瞭然ですが、全てのラウンドナンバーで複数回に渡り反応を示しております。
ゼロラインとゼロライン間で、レンジ相場になっている部分も多く見られますし、大暴落や大暴騰が止められている個所も複数存在致します。
世界中のトレーダーが、着目し行動した結果がチャートに現れているのです。

エントリーを狙っているトレーダーは、「ラウンドナンバーでエントリーをしたい!」
ショートエントリーをしているトレーダーは、「100円まで下落したら利益確定の決済をしよう!」
ロングエントリーをしているトレーダーは、「100円まで下落したら損切の決済をしょう!」

などの、トレーダーの心理的節目が顕著に現れるポイントになります。

ラウンドナンバーの特徴

ラウンドナンバーはサポートラインやレジスタンスラインになりやすいという特徴があります。

※上記画像はUSD/JPY1時間足チャートです。
104円と105円の中間104.5円にもラインを引きました。

①のレンジ帯は104.5円と105円間で100時間のボックス相場を形成しています。
②のレンジ帯は104円と104.5円間で40時間のボックス相場を形成しています。
③のレンジ帯は104.5円と105円間で60時間のボックス相場を形成しています。
④では104.5円を挟んで20時間のレンジ帯になります。

ゼロラインを境にして、レンジ相場が形成されやすいのが、お分りいただけたと思います。

ここで注目したいのは、ラウンドナンバーを越えるローソク足は大陽線や大陰線である点です。
要は、変動値幅の大きなローソク足が出たら、相場の勢いに負けてラウンドナンバーはスルーされて進行を続けると覚えておいてください。

ラウンドナンバーを狙った取引の攻略法

上記の特徴を踏まえてラウンドナンバーを使うと、反転を見越して逆張りを仕掛けることができます。

上記画像は前項で使用したUSD/JPY1時間足チャートにボリンジャーバンドをプラスしたものです。
ボリンジャーバンドはSMA20日の上下に±2σのラインを引いています。

画像をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、ボリンジャーバンドが膨張拡大したエクスパンション状態では、ゼロラインはスルーされ止まりません。
その後のスクイーズ状態では、ゼロラインは意識されてレンジ相場を形成しています。

まとめ

人間の心理は、割り切れる数値を好みます。
世界中のトレーダーが意識無意識に関わらず相場に変動が現れる位置、それがラウンドナンバー(ゼロライン)です。
その効果を見る為に今回、チャートに100pipsごとにラインを引いて、検証を試みました。

検証結果では、ゼロラインを境にして、レンジ相場が形成されやすいことや大陽線・大陰線等の大きなローソク足の前ではレートは止まらず進行を続けることが実証されました。
より効果的にゼロラインを活用するためにはボリンジャーバンドを補助的に加える方法も効果的です。

節目の数を活かしたトレード方法は他にもフィボナッチを使ったトレードがあります。
こちらの記事も参考にしてくださいね。
フィボナッチを活用した押し目買いと戻り売りで利確!

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