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即時に相場の流れが把握できる「ZigZag」


FXはトレンドを把握し、流れに乗れないとトレードで勝利するのは難しいです。
トレンドを掴むには、高値と安値を線で繋いで描画してくれる、ZigZagインジケーターが最適です。
今回、「ZigZag」の効果的な使い方を、詳しく解説していきます。
一見単純なインジケーターですが、使い方次第で強力な戦力になります。

ZigZagインジケーターを解説

ZigZagインジケーターはMT4標準搭載のカスタムインジケーターで、高値と安値を繋いでジグザグを描いてトレンドの方向を知らせてくれます。
Zigzagは長期時間軸、短期時間軸、どの時間軸に適用しても、細かなノイズを省いたラインを引きますので効果を表します。
ZigZagラインで高値と安値を繋ぐことで、天井圏と底値圏も見えて来ますので、サポートラインやレジスタンスラインの水平線も的確に引くことが出来ます。

ZigZagをチャートに表示する方法

MT4が起動しましたら、メニューバーの「表示」⇒「ナビゲーター」を開きます。
「ナビゲーター」⇒「インディケータ」内に「ZigZag」が有りますので、利用したい通貨ペアの所まで、ドラッグアンドドロップします。
パラメーターの設定ウインドウが開きます。

 

Depth:山(高値)と谷(安値)の最小期間。
 山と谷の描画スパンを調整できます。
 大きくするとスパンが広くなり、小さくすると線を細かく引きますがノイズも拾います。

Deviation:山(高値)と谷(安値)の転換率。
 ZigZagの頂点をどこに設定するのかを決めます。
 数値を大きくした場合は、高値更新が大きい時にのみ反応を示し、小さくした場合は多少の高値安値を更新した場合にも、反応します。

Backstep:反転するのを判断する必要な期間。
 どのくらいでラインが反転するのかを決定します。
 小さくするとイレギュラーな動きでも敏感に反応し、大きくすると緩やかになります。

描画されるZigZag線のカラーや線種は、色の設定タブで見やすいように変更できます。

ZigZagの計算式

ZigZagのラインは下記計算式を元に作成されます。

・現在の高値が指定した期間(Depth)の最高値であるとき
・その高値が直近高値よりDeviationの数値分更新したとき
・高値が決まってからBackstep設定本数以上経過しているとき

<ZigZagの計算式>
暫定最高値=安値が確定した日から高値が確定するまでの期間の終値の最高値
暫定最安値=高値が確定した日から安値が確定するまでの期間の終値の最安値
高値=暫定最高値から終値がn%以上下落したときの暫定最高値の値とその値を取った日
安値=暫定最安値から終値がn%以上上昇したときの暫定最安値の値とその値を取った日
※nは任意の数値、通常は3~10の間の値を入れます。

ZigZagインジケーターの欠点

ZigZagインジケーターは、暫定高値や暫定安値がスライドして変化するのは当然ですが、確定したかに見えた高値安値も、更新された際にチャートの状況によりリペイントされます。

1枚目の画像は、チャートの①で底値圏で反転を始めました。
小さな山が2個完成し③で進行中です。
しかし、③が②の高値を越えた時点でリペイントされ、②の山は消えてしまっています。(2枚めの画像)

常に最新の状態が見られるのはメリットですが、その時の状態での検証がしづらいという欠点もあります。
また、反転のタイミングしかわからないので、②の状態のような細かい値動きにも対応できないのもデメリットです。

他のインジケータも併用することで補っていきましょう。

ZigZagの有効な使い方

ZigZagと相性が良いのが、エリオット波動やフィボナッチです。
安値と高値を繋ぐZigZagを使ってエリオット波動を描画し、更にフィボナッチリトレースメントで価格の到達地点を想定することが出来ます。

エリオット波動、及びフィボナッチ数列についてはこちらの記事をご参照ください。
相場の波を予測できるエリオット波動でいち早くトレンドを見極める
フィボナッチを活用した押し目買いと戻り売りで利確!

下記、GBP/JPY日足チャートの画像をご覧ください。

エリオット波動では推進3波をエントリーポイントとして狙うのが、利益を最大限に伸ばせます。
そして、フィボナッチリトレースメントを使うことで、上げ止り、下げ止まりの位置が推測できます。

3波の基点でエントリーをしますと、ローソク足68本(68日間)後に1,555pipsもの取得が出来ます。
更に、3波の基点(136.775円)から終点(152.535円)間でフィボナッチリトレースメントを引きますと、修正波4波の終点の予測が立てられます。

上記画像では、23.6%148.816円で推進5波がはじまり、反転をしております。
現在は、下降の推進a波が終わりb波上昇になる動きをしております。

まとめ

ZigZagのラインが引かれることで、高値圏、安値圏の範囲が特定でき、それと共に、サポートライン・レジスタンスラインも容易に引くことが可能になります。
更に、エリオット波動とフィボナッチをチャートに当て嵌めますと、価格の上げ止り、下げ止まりの位置も想定することが出来ますので、トレードする上で大いに役立ちます。
ご利用される際は、長期間の検証をされることをお勧めいたします。

今回紹介したMT4が使えるFX会社はこちら

ゴールデンウェイ・ジャパン

FXTF AUTO468x60
 
その他、ヒロセ通商でもZigZagをチャートで使うことができます。

ヒロセ通商

FX
 
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