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ボリンジャーバンドはトレンドの方向性や強さを知るのに、大変便利なインジケーターですが、欠点もあります。
今回紹介するMeanderインジケーターはその欠点をカバーするべく、4本値を考慮してラインを描きます。
Meanderインジケーターとボリンジャーバンドの違いを解説しながら、検証をしていきます。

Meanderインジケーターとは？

Meanderインジケーターは、ボリンジャーバンドをより価格の変動に則して描画するように改良した、トレンド系のテクニカル指標です。

白色ラインがボリンジャーバンド標準偏差±2σ・移動平均20日になり、赤色・緑色・青色の3本ラインがMeanderインジケーター標準偏差±2σ・移動平均20日になります。
Meanderインジケーターはボリンジャーバンドに比べて、価格に沿って推移しているのがお分り頂けると思います。
ボリンジャーバンドもMeanderインジケーターも、移動平均線±2σを描画しますが、ボリンジャーバンドのミドルバンドの移動平均線は一定期間の終値（Close）を使用しています。

今回パラメーターを20日に設定していますが、その場合は20日間の終値の平均値になります。
Meanderインジケーターは、四本値の他の価格(始値、高値、安値)も考慮に入れて、独自の移動平均を算出することで、より正確にトレンドを掴んでチャートにラインを描画します。
meanderとは、日本語にしますと「蛇行（曲がりくねった）」という意味で、meaderインジケーターは、蛇行インジケーターとも言われています。
開発者は「トレーディングシステム入門」などの出版物の著者でもある、トーマス・ストリズマン(Thomas Stridsman)氏です。

MeanderインジケーターをMT4に表示する方法

MTF_MeanderIndicatorは下記サイトでダウンロードが出来ます
http://mt4indifx.seesaa.net/article/416711362.html

詳しいダウンロード方法はこちらの記事も参考にしてみてください。
→FXで役に立つインジケーターMT4を使いこなす！

＜MTF_MeanderIndicatorの設定＞

パラメーター
TimeFrame：利用する時間足
MIPeriod：移動平均期間
MIShift ：表示移動
MIDeviations：標準偏差

Meanderインジケーターの計算式

①前日終値と当日4本値の変化率を計算します
始値＝(当日始値-前日終値)÷前日終値
高値＝(当日高値-前日終値)÷前日終値
安値＝(当日安値-前日終値)÷前日終値
終値＝(当日終値-前日終値)÷前日終値
②それぞれの変化率を加味した新終値を計算します
③N日間（20）の移動平均線を計算します
④N日（20）移動平均線に標準偏差(±2σ)を加減します
上部バンド＝単純移動平均線＋2標準偏差(σ)
単純移動平均線＝過去N日間（20）の移動平均線
下部バンド＝単純移動平均線－2標準偏差(σ)
標準偏差＝√((N×価格の2乗の合計－価格の合計の2乗)÷N×(N－1))

Meanderインジケーターのトレード方法

Meanderインジケーターは基本的に、価格を包んで進行する形式になりますので、取引ルールは下記を基本とします。
上部バンドと下部バンドにて反転することを想定してトレードをします。

＜ロングエントリーのサイン＞
・ミドルバンドの下部バンド（青色）に近付いた（接触）場合
・ミドルバンド（緑色＝移動平均線）を上抜けた場合

＜ショートエントリーのサイン＞
・ミドルバンドの上部バンド（赤色）に近付いた（接触）場合
・ミドルバンド（緑色＝移動平均線）を下抜けた場合

ミドルバンド越えのエントリーはロングもショートも順張りになりますが、上部バンドと下部バンドへの接触は逆張りエントリーになります。
しっかりと反転した後にエントリーをしましょう。

まとめ

今回は、ボリンジャーバンドと似た形の、Meanderインジケーターの特徴と使い方を、解説してきました。
両方とも、センターにミドルバンドを配置し、上下に一定間隔のラインを引くところは同じですが、扱い方には違いが多くあります。
ボリンジャーバンドは2σ・3σに価格が届いた際に、バンドウォークして更に進行を続けるシーンが多く見られます。
Meanderインジケーターはローソク足（価格）を包み込んで推移することが、前提ですので上限ライン下限ラインに接触すると、反転を想定する逆張り的な使い方をイメージします。

ボリンジャーバンドの使い方も復習しながら活用してみてくださいね。
→標準偏差「Standard Deviation」とボリンジャーバンド・ADXの関係
→素人の陥りやすいボリンジャーバンドの分析と正しいトレンド転換の捉え方

＜MT4が使えるおすすめのFX会社はこちら＞

ゴールデンウェイ・ジャパン

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