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FXで買われ過ぎ売られ過ぎを示す「True Strength Index(TSI)」の使い方


買われ過ぎ・売られ過ぎを表示するテクニカル指標は、MT4標準装備のインジケーターに複数用意されています。
しかし、インジケーターとして機能が十分でないと感じている人もいると思います。
今回紹介する「True Strength Index(TSI) 」は相場の流れに反して、逆方向に振れることがあっても素早く適した情報に即して、描画してくれます。

True Strength Index(TSI)を解説

True Strength Index(TSI)は、TSIはウィリアム・ブロー(William Blau)氏が相対力指数(RSI)の変形として開発した、相場の勢いを表すモメンタム(Momentum)の強さを示すオシレーター系のインジケーターです。
価格の変化を平滑化することにより、ノイズを除去する安定したラインを使用して、価格アクションの増減をラインで描画します。
その為、価格の方向性を示すとともにトレンド転換をいち早く示す指標になります。

TSIの計算式

TSI= EMA(EMA(前日終値,N),M)÷EMA(EMA(|前日終値|,N),M)×100

N=最初の期間
M=2番目の期間

EMAの計算方法はこちら
移動平均線を使った3つの売買サインでトレンドの方向を知る!

TSIをMT4に表示する方法

TSIはMT4の標準インジケーターには含まれていません。
無料のインジケーターですので、ぜひ、ダウンロードしてください。
https://www.abysse.co.jp/mt4/indicator_name_t.html
ダウンロード後、所定位置にセットアップしてください。

詳しいやり方はこちら
FXで役に立つインジケーターMT4を使いこなす!

TSI.mq4の設定

TSIのパラメーターはEMA(指数平滑移動平均)を使います。
First_R:1回目の平滑化期間EMA=5日
Second_S:2回目の平滑化期間EMA=8日
色や線種の設定は任意です。
レベル表示は0ラインを引いておきますと見やすくなります。
※パラメーターの設定は変更できます。
一般的にはFirst_R:25日、Second_S:13日を入れて使うケースが多いですが、利用する時間軸や通貨ペアなどにより調整して利用します。

TSI.mq4の使い方

上記画像はUSD/JPY4時間足チャートに「TSI.mq4」をサブウインドウに描画させています。
TSI.mq4は2つのEMA(指数平滑移動平均線)により計算されるインジケーターです。
中心に通る0ラインを基準に、TSIラインが上にあれば相場は上昇傾向、下にあれば下降傾向にあるということになります。

<TSI.mq4の売買ルール>
・TSIが0ラインより上で推移⇒相場は上昇傾向
・TSIが0ラインより下で推移⇒相場は下降傾向
・TSIが0ラインを上抜く⇒ロングエントリーのサイン
・TSIが0ラインを下抜く⇒ショートエントリーのサイン
・0ラインの上で大きく動いた時⇒買われ過ぎ(ショートエントリーの準備)
・0ラインの下で大きく動いた時⇒売られ過ぎ(ロングエントリーの準備)
・価格が上昇しているがTSIは下げている⇒ダイバージェンス(価格とTSIの乖離で強い売りサイン)
・価格が下落しているがTSIは上げている⇒コンバージェンス(価格とTSIの収縮で強い買いサイン)
※ダイバージェンス・コンバージェンスの出現は、トレンド転換のサインになります。
※見ている時間軸や通貨ペアによって、パラメーターの数値を変更して調整します。

TSIとMACDを併用して検証

下記画像は前項で使用したUSD/JPY4時間足チャートに中段TSI、下段にMACDをサブウインドウに描画しています。

①はTSIが0ラインを下抜きMACDはデッドクロスで売りサインになります、売買サインが遅く15pipsの取得。
②はTSIが0ラインを上抜きMACDはサインなしですが、ロングエントリーをすると125pipsの取得になります。
③はTSIが0ラインを下抜きMACDとシグナルのデッドクロスで売りサインになります、110pipsの取得。
④はTSIが0ラインを上抜きMACDは0ライン反転で買いサイン、165pipsの取得になります。
⑤はTSIが0ラインを下抜きMACDはデッドクロスになり売りサイン、270pipsの取得になります。
⑥はTSIが0ラインを上抜きMACDは2本早くゴールデンクロスになり買いサイン、85pipsの取得。
⑦はTSIが0ラインを下抜きMACDはデッドクロスになり売りサイン、レンジ帯で15pipsの取得。

MACDの方が若干早めに売買サインが表示されますので、併用は大いに役に立ちます。
より安心感をとるならば、TSIとMACD両方の売買サインが出たときだけエントリーするという方法もあります。

まとめ

今回はTrue Strength Index(TSI)の解説をして来ました。
「TSI」はモメンタムをベースに進化させたインジケーターで、「買われすぎ」「売られすぎ」を教えてくれます。
併用することで、トレードに安心感が出ます。
併用してもレンジ相場ではダマシに遭う危険性が高いですので、注意してご利用ください。

<TSIが使えるおすすめのFX会社>

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<MT4の使えるおすすめのFX会社>

ゴールデンウェイ・ジャパン

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