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移動平均線を使った3つの売買サインでトレンドの方向を知る!


トレードをする上で始めに認識をしないとならないのが、トレンド方向です。
そのトレンド方向を教えてくれる基本のテクニカル指標、それが移動平均線(Moving Average)です。
移動平均線は世界中で最もポピュラーなテクニカル指標と言われ、沢山のトレーダーに使われているインジケーターです。
移動平均線には種類が複数あり、それぞれの機能に特徴があります。
各特徴を踏まえて使い方を知っておきましょう。

移動平均線とは

移動平均線は、グランビルの法則で有名なJ.E.グランビルが考案したものです。
チャート上に、一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせたものをラインで描くことで、ローソク足(価格)に対して収縮や乖離を繰り返して、トレンドの方向をあらわしてくれます。

移動平均線の種類

移動平均線にはいくつか種類がありますが、有名なものは以下の4種類です。
①Simple(単純移動平均、SMA)
②Exponential(指数移動平均、EMA)
③Smoothed(平滑移動平均、SMMA)
④Linear Weighted(線形加重移動平均、LWMA)

これらの中でもよく利用されるのがSMAとEMAです。

移動平均線の計算式

①Simple(単純移動平均線=SMA)の場合
単純移動平均線の計算式は、指定期間(20)の終値を全て足して、指定期間で割ります。

SMA=(当日の終値+昨日の終値+2日前の終値+・・・+(n-1)の終値)÷n
n=期間(ここでは20日)
※一定期間の終値の平均になりますので、急な価格変動に対して、反応が遅くなります。

②Exponential(指数平滑移動平均線=EMA)の場合
EMAは指定期間の平均を取らず、より直近の値に重きを置いて出します。
1日目の計算方法は、単純移動平均と同じで、対象期間における終値の平均

EMA=(当日終値+当日終値+前日終値+2日前終値+・・・+終値[n-1])÷(n+1)
n=期間(ここでは20日)
※直近の値に重きを置き2倍にして平均化をしますので、価格変動には敏感に反応します。

移動平均線の見方と売買サイン

移動平均線は過去の売買された価格の平均値ですので、その時にロングエントリーをしたトレーダーは、移動平均線の上にローソク足(価格)が推移している場合は勝っていることになります。
逆に移動平均線の下でローソク足(価格)が推移している場合は、負けていることになります。

エントリー基準は下記になります。

・移動平均線がローソク足の下で推移している場合→ロングエントリー
・移動平均線がローソク足の上で推移している場合→ショートエントリー

移動平均線とローソク足の売買サイン

単純移動平均線(20日期間)をチャートに表示してみましょう。
上記画像ではオレンジ色の〇でローソク足が移動平均線を下抜いています。
これがデッドクロスとなり売りサインです。

そして水色の〇でローソク足が移動平均線を上抜いています。
ゴールデンクロスとなり買いサインを表しています。

短期と中期移動平均線の売買サイン

移動平均線をつかった売買サインは短期と中期両方表示させることでも判断できます。
上記画像は、短期12日EMA(赤色)と中期26日EMA(黄色)を使用しています。
短期EMAと中期EMAのクロスが売買サインになります。

オレンジ色の〇で短期12日EMA(赤色)が中期26日EMA(黄色)を下抜き(デッドクロス)売りサインを表しています。
水色の〇では短期12日EMA(赤色)が中期26日EMA(黄色)を上抜き(ゴールデンクロス)買いサインとなります。

グランビルの法則をつかった売買サイン

さらに、移動平均線の活用方法として、ローソク足(価格)と移動平均線の乖離と収束の習性を、8つの法則に当てはめたものが「グランビルの法則」です。
ローソク足(価格)は移動平均線から大きく乖離すれば、その後移動平均線へ収束を始めます。
また、ローソク足(価格)は移動平均線に対してしばらく収束が続くと、ふたたび移動平均線から乖離し始めます。

■ ロングエントリーのサイン
① ローソク足が移動平均線を下から上抜いた
② 上昇中の移動平均線を下抜いたが、再度上昇して移動平均線を上抜く
③ 上昇相場で、移動平均線をローソク足が上抜いた位置で、推移している
④ 移動平均線から大きく下方へ乖離したローソク足が調整で移動平均線に戻る

■ ショートエントリーのサイン
⑤ 移動平均線より上で推移していたローソク足が、移動平均線を下抜く
⑥ ローソク足が移動平均線を上抜いたが、すぐに下落して移動平均線を下抜く
⑦ ローソク足が移動平均線の下で推移し続けている
⑧ 上昇中の移動平均線を大きく上抜いた後、調整になり移動平均線を割る

まとめ

トレンドの認識は相場に対峙する際に、始めに認識をしないとならない環境認識の一環です。
その作業に大変役に立つのが、移動平均線です。

移動平均線はMACDなどの他の指標の元にもなっている基本の指標です。
参考:エントリーポイントや決済ポイントとしても使えるインジケーターMACD

今回紹介したように、移動平均線だけでもエントリーサインにはなりますが、単独で使う際は、反応が遅かったりダマシにあいやすいデメリットもあります。
RSIなど、他のインジケーターのダマシを回避するために移動平均線を使うのもおすすめです。
参考:人気のインジケーターRSIでエントリーと損切のタイミングを見極める!

ぜひ基本の移動平均線の仕組みを知った上でトレードに活かしてくださいね。

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