5月の相場はドル、円ともに弱く、クロス円が堅調な動きを見せました。
ユーロは経済活動の再開により底堅さを示すなか、ポンドは変異株による感染拡大が懸念材料となっています。
豪ドルに関しては金融政策が今後のカギとなっています。
投稿者: FX先生
夏休みとサマーラリーの影響を受ける夏のアノマリー
世の中には言葉で説明することができない不思議な事がたくさんあります。
理由はうまく説明できないけど、なぜかいつもそうなってしまう。
この様な「論理的には説明できない法則や偏った結果」のことを「アノマリー」と呼んだりします。
このアノマリーは為替相場の世界にも存在します。
一番有名なものは季節毎のアノマリーです。
今回は6月から8月までの月ごとのアノマリーについて実際のチャートの動きとともに検証してみます。
FX必勝法?!「押し目買い」と「戻り売り」を極める
FXをしている人で「押し目買い」と「戻り売り」を知らない人はいないと思います。
非常に有名な取引手法ですが、使えている人は意外に少ないのではないでしょうか?
今回は、「押し目買い」と「戻り売り」を失敗なく勝利に繋ぐ方法を解説します。
五輪後不況は今回も起こるのか?!オリンピックと為替の関係
2021年に開催予定の東京オリンピック。
コロナが収束していない状況で開催の可否自体も話題になっていますが、そもそもオリンピックと為替はどのような関係にあるのでしょうか?
オリンピックと言えば、多くの方が楽しみにしている世界イベントです。
日本で世界的な大イベントがあると、海外からのお客さんも増えて一気に盛り上がります。
海外からの流入で消費も増え、為替にも良い影響があるのでは?と期待するところですが、実際はどうなのでしょうか。
過去の傾向からオリンピック後の為替がどうなるのか解析してみましょう!
トレンドの方向性と転換点を教えてくれるAccumulation/Distribution
相場の方向性と転換点を示唆する、Accumulation/Distributionを使ったことはありますか?
Accumulation/Distribution(A/D)は日本語で言いますと、「蓄積/分布(分配)」になります。
A/Dが相場の方向性と転換点を示してくれる仕組みと、効果的な使い方を解説いたします。
Accumulation/Distribution(A/D)を解説
FX相場でトレンド転換が始まる直前は、天井や底に到達する前に決済しようとするトレーダーの注文と、トレンドを維持したいと踏ん張るトレーダーの注文数が拮抗する状態になります。
アップトレンドですと、決済するトレーダーの注文は「売り」になり、現状維持を願うトレーダーの注文は「買い」になります。
この均衡が一挙に崩れた時にトレンド転換が起ります。
A/Dの「蓄積/分布(分配)」というのは、この「買い」と「売り」を指していますので、A/Dのラインはこの「買い」と「売り」出来高を考慮したバランスをサブウインドウにラインで描画します。
Accumulation/Distributionの計算式
A/Dの計算式は以下のとおりです。
A/D=(終値-安値)-(高値-終値)/(高値-安値)×出来高
これにローソク足1本前のA/Dを足したものがチャートに表示されるA/Dとなります。
計算式から分かることは、価格が高値圏にいるシーンではA/Dのラインは上方にいることになり、価格が安値圏にいるシーンではA/Dのラインは下方にいることになります。
Accumulation/Distributionに描画させる方法
Accumulation/Distributionを表示
MT4が起動しましたら、メニューバーの「挿入」⇒「インディケータ」⇒「ボリューム」内に「FAccumulation/Distribution」が有りますので、クリックをします。
パラメーターの設定ウインドウが開きます。
Accumulation/Distributionのパラメーター設定
パラメーターの変更はラインのカラーと線種のみが変更できます。
見やすいカラーと線種に変更してご利用できます。
Accumulation/Distributionの使い方
上記チャート画像はUSD/JPYの4時間足にA/Dをサブウインドウに描画させたものです。
価格とA/Dに引かれた赤色線がダイバージェンスが現れた箇所になります。
ここがショートエントリーのサインです。
上記チャート画像ではダイバージェンスが3ヵ所現れております。
価格とA/Dに引かれた青色線はコンバージェンスが現れたヵ所になります。
ここがロングエントリーのサインです。
コンバージェンスは1ヵ所現れております。
<ダイバージェンスの解説>
価格は上がり続けていますが、A/Dは下落が始まり価格とA/Dが乖離した状態のことをいいます。
<コンバージェンスの解説>
価格は下がり続けていますが、A/Dは上昇が始まり価格とA/Dが収縮した状態のことをいいます。
①のダイバージェンスの出現でショートエントリーをしますと、110pipsの取得が出来ます。
②のダイバージェンスの出現でショートエントリーをしますと、120pipsの取得が出来ます。
③のコンバージェンスの出現でロングエントリーをしますと、420pipsの取得が出来ます。
④のダイバージェンスの出現でショートエントリーをしますと、現在進行中ですが60pipsの取得が出来ます。
Accumulation/Distributionの欠点
A/Dの売買サインは、ダイバージェンスとコンバージェンス以外に基準がありません。
ダマシに遭わずに済みますので、トレードの効率は良いですが、売買チャンスが少ないことが欠点です。
他のインジケーターと併用することで欠点を補うことができます。
前項で使用したUSD/JPYの4時間足にA/DとMACDを併用させてチャート分析をします。
A/Dの売買サインのダイバージェンスとコンバージェンスの位置が、MACDではデッドクロス位置とゴールデンクロス位置に該当しますので売買サインの信頼度が上がります。
更に、MACDではロングエントリーポイントとショートエントリーポイントが1ヵ所増えています。
①のMACDゴールデンクロスでロングエントリーをしますと、175pipsの取得が出来ます。
②のMACDデッドクロスでショートエントリーをしますと、ここは20pips収益で終わります。
MACDの詳しい解説はこちら
→エントリーポイントや決済ポイントとしても使えるインジケーターMACD
まとめ
今回、Accumulation/Distributionという売買の勢力図が分かり易く描画され、大いに役立つボリューム系の指標を解説してきました。
A/Dの欠点として売買チャンスが少ないというのがあり、MACDを併用させることで、A/Dの欠点をカバーすることが出来ます。
A/Dに興味を持たれて、利用してみたいと考えられた方は、十分にチャートでの検証をされた後にお使いください。
<MT4が使えるFX会社>
<A/Dのインジケータが搭載されているおすすめのFX会社>
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